4月2日(土)千葉・幕張メッセにて、レッドブルが仕掛けるユニークすぎる音楽対決イベント『Red Bull SoundClash 2022』が行われた。このイベントは各ステージに課されたテーマに応じて、2組のアーティストがその個性と技量を見せつけあう、ただの対バンじゃない4ラウンド制の歌合戦である。


 今回のイベントで対決を行ったのは、ヤバイTシャツ屋さん岡崎体育。ヤバTのこやまたくやと岡崎体育が同じ中学の後輩先輩であり、メンバー同士の付き合いが深いことはファンには周知の事実だが、だからこそあえて機が熟すまでタイミングを計っていたと言う彼らは、これまでツーマンやコラボ楽曲の制作は一度もなかった。

 そんな彼らはおよそ1年間を掛けて準備を行い、レッドブルの用意する大舞台で初めて同じステージに上がり、今回のために夏合宿までして制作したコラボ楽曲を初披露。約7,000人の大観衆が見守るなか、レッドブルらしい4つのユニークなお題に次々とチャレンジ。白熱のサウンドクラッシュを繰り広げた。

 イベント当日は、サウンドクラッシュを盛り上げるべく、会場ではレッドブルの世界観を楽しめるパフォーマンスや参加型チャレンジゲームなども実施。
世紀の対決を見守るべく、会場に足を運んだ両者のファンは、プロのゲームプレイヤーによるエキシビジョンマッチ「Game Clash」、ブレイキン、BMX フラットランド、フリースタイルバスケットボールのトップアスリートたちによるエクストリームなショーケース「Red Bull Street Jam」、競技用バイクでさまざまなトリックを繰り出すパフォーマンスショー「Trial Bike Show」や、F1マシン実物大レプリカを使い、タイヤ交換のタイムアタックに挑戦する「Red Bull Pit Stop Challenge」、ダーツゲーム(ダーツライブ3)でヤバT&岡崎体育のサイン入りポスターなど豪華アイテムがもらえる「Darts Challenge」といったサイドコンテンツも大いに楽しんだ。

 迎えたサウンドクラッシュでは、まず司会進行役のフジテレビアナウンサーの生田竜聖アナがステージに登場。「Red Bull SoundClashは、ただ演奏が上手いだけでは相手を超えられません。4ラウンドに渡って、オーディエンスのハートをつかみ続けるエンターテイナーとしての技量が問われるのです!」とルールを説明した。そして、生田アナによる開幕宣言後に各自の“オリジナル楽曲”を制限時間内にできるだけパフォーマンスして、自身の魅力を最大限にアピールする「ROUND 1 / The Clash」がスタートすると、最初に姿を現したのは先行となる赤コーナーの岡崎体育だ。

 対決の幕開けを飾るにふさわしい「Open」でスタートした岡崎体育のパフォーマンスでは、曲中に「合計4回観客のボルテージが最高潮になる」と語った「Quick Report」や、岡崎体育のステージ上“唯一の友達”として知られるペンギンのてっくんも登場した「FRIENDS」など、ヤバTへの強烈な先制パンチとなる5曲が披露された。
また、てっくんがヤバTに勝利するために「僕の人気にあやかるべき」とアドバイスする彼ららしい思わず笑いを誘う一幕も見られた。

 一方、それを受けて、青コーナーに登場した後攻のヤバTは、MCも適度に挟みながら行われた先行の岡崎体育とは異なり、「ハッピーウェディング前ソング」、「かわE」など4曲を疾走感全開で立て続けに披露。また、途中のMCでは、「まゆげが綺麗」、「まつ毛が長い」など、岡崎体育の良いところをそれぞれヤバTメンバーが挙げて、岡崎体育ファンに媚びを売って味方につけようとする場面も。

 その後「負けたくない」とこやまたくやが叫ぶとともにパフォーマンスは再開。「NO MONEY DANCE」や歌詞中に"レッドブル"も登場する「あつまれ!パーティーピーポー」など、全7曲がこやまによる「体育くんとヤバTでこんなライブできるようになりました」という力強いメッセージとともに披露された。

 続いて行われた「ROUND 2 / The Cover」では、両者が事前に与えられた同一の課題曲をステージ上で初披露。
このラウンドではAdoの大ヒット曲「うっせぇわ」がカバーされたが、お互いに同じ楽曲をカバーする上で重要になるのは、「誰もが知っている楽曲で、いかにオリジナリティを発揮できるのか?」ということ。

 そんな「The Cover」は、熱血な実況中継で観客を沸かすことで知られるフリーアナウンサーの矢野武アナの前口上からスタートすると、先行の岡崎体育がカラオケ風かと思いきや途中でEDM化するカバー、後攻のヤバTがストレートなロックンロールカバーをそれぞれ披露。まさにお互いの個性がそれぞれ反映されたカバー曲の応酬に会場のファンが大いに湧いた。

 また、このラウンド後には番外編として、お互いのマスコットキャラクターによる"マスコットクラッシュ"も行われた。岡崎体育のマスコットキャラクターのてっくんとヤバTのマスコットキャラクターのタンクトップくんは、サウンドクラッシュの事前番組で激しく対立。

 その抗争に決着をつけるためにマスコットクラッシュでは、それぞれ助っ人ダンサーにブレイキン世界チャンピオンのShigekix(Red Bull BC One World Final 2020 最年少優勝)と「Red Bull BC One World Final 2018 B-Girl」初代チャンピオンのAmiを迎え、ダンスバトルが行われた。
結果はタンクトップくんの勝利となったが、敗者となったてっくんは「タンクトップくんに拍手したやつを全員食べる」との捨て台詞を吐き、岡崎体育もそれにあわせて「帰り道に気をつけや」と観客を煽り、笑いを誘った。

 後半戦は対戦相手の人気曲を独自のスタイルでカバーし、オリジナルを上回ることを目指す「ROUND 3 / The Takeover」で幕を開けた。このラウンドではまず先行の岡崎体育がアメフトのアーマーのようなものを装着し、肩幅の広さを強調したいでたちでヤバTの「肩 have a good day」のカバーを披露。ヤバTに向かって、「先輩の岡崎は肩幅の広さだけで音楽業界を乗り切ってるよ、みんなも肩幅狭いなりに頑張って!」と煽り、会場を盛り上げた。

 それに対して、ヤバTは岡崎体育の「MUSIC VIDEO」のカバーでカウンター。そのカバーでは同曲のMVにおける最も印象的なシーンである「ミュージックビデオにおける女の子の演出講座」部分をカバーした映像もモニターに映し出されるなど、小技も効かせつつ、ヤバTも岡崎体育に負けじと会場を盛り上げた。


 そして迎えた、両者ともに会場を沸かせるための“スペシャルゲスト”を登場させることができる「ROUND 4 / The Wildcard」では、まず岡崎体育が強烈すぎる先制パンチをヤバTにお見舞いした。こやまの同郷の先輩でもあり、ヤバTの事務所の先輩でもあるロックバンドの10-FEETを招き、渾身の「なにをやってもあかんわ」を披露すると、勝ちを確信した岡崎体育は「勝ちをもらいました!」と大きく吠えた。

 それに対し、ヤバTはまさにワイルドカードなスペシャルゲストと言える、お笑い芸人の「テツandトモ」をステージに召喚した。テツandトモとのコラボパフォーマンスでは、彼らの鉄板ネタである「なんでだろう」を共に演奏。凌ぎを削る岡崎体育や岡崎体育サイドに寝返った(?)10-FEETに対する「なんでだろう」なネタを繰り出し、彼らをイジることで、激しく岡崎体育に対抗した。

 こうして全4ラウンドの白熱のバトルは終了し、最後は因縁の両者が同じステージに立つも、再びどちらが今回のバトルで勝ったかで一悶着。
しかし、そこでお互いのマスコットキャラクターに仲裁されたことをきっかけに今回のサウンドクラッシュを「引き分けにしよう」という声が上がったことで、最終的には仲直りという結果に。

 最後に両者は、今回の企画のために夏合宿で制作したコラボ楽曲の「Beats Per Minute 220」を披露。会場を感動で包み込んだ後にヤバTのもりもりもとは「我々はこれからも音楽とエンターテイメントを全力でみなさんにぶつけていくので、全身で受け止めて、これからもずっと応援よろしくお願いします」

 しばたありぼぼは「今まで(実現させずに)引っ張り続けてきたツーマンライブをこんな大きいな場所で多くの人の前でやれて本当に楽しかったです」、こやまたくやは「同じ時期に関西でライブ活動を始め、お互いにこんな活動内容だから周りからは色々と言われてきたけど、岡崎体育とヤバTでこれだけのイベントを開催できることを証明できたので本当によかったです。ありがとうございます」と語り、イベントを締め括った。

■撮影クレジット
(c)Suguru Saito / Red Bull Content Pool
(c)Keisuke Kato / Red Bull Content Pool
(c)So Hasegawa / Red Bull Content Pool
(c)Teruhisa Inoue / Red Bull Content Pool

【開催 概要】

名称:Red Bull SoundClash 2022
日程:2022年4月2日(土)15時開場・17時開演
会場:千葉・幕張メッセ 9~11番ホール
出演:ヤバイTシャツ屋さん/岡崎体育

<チケット>
料金:
限定盤(CD+DVD)付指定席:¥7,777(税込)
指定席:¥6,500(税込)
限定盤(CD+DVD)付指定席小人:¥5,777(税込)
指定席小人:¥4,500(税込)