Mick Karn (ex JAPAN)、DJ BAKU、TOKIE等、様々な強者奏者達が往来した’00年代当初は、ターンテーブリストが繰り出すビートを軸に、ダブ、ヒップホップ、ファンク、アンビエント、ノイズ等をサイケデリックに融合した即興演奏を主体としていたSHAG。2020年、リリース半世紀記念となるマイルス・デイヴィスの金字塔『Bitches Brew』リスペクトをコンセプトに、よりドープで過激なインタープレイを展開するべく息を吹き返した。
ジャズとロックが格闘し、より高次元で融合していた50年前の音楽シーン。社会的な反骨精神、反戦、憤怒、レイシズムへの抗議…アナーキズムと音楽が深く結びついていた時代でもあった。そのアティテュード、矜持を2020年代に昇華し、音楽の更なる進化を求めるために、SHAGは再生された。