野宮真貴の圧倒的な存在感とニューウェイブの猛者たちとの邂逅から生まれた『ピンクの心』
拡大する(全2枚)
(okmusic UP's)
1982年に結成され、一時期は“幻のニューウェイブバンド”とも言われたPORTABLE ROCKが復活し、5月25日にベスト盤『PAST & FUTURE ~My Favorite Portable Rock』をリリースした。今週はそのヴォーカリスト、野宮真貴のデビュー作でもあり、40年前にPORTABLE ROCKが結成されるきっかけになったと言っても過言ではない『ピンクの心』を取り上げる。日本のニューウェイブをその黎明期からけん引する名立たるアーティストが参加した本作も、名盤と呼ぶに相応しいアルバムである。

ビギニング・オブ・PORTABLE ROCK

先日、野宮真貴がヴォーカルを務めるPORTABLE ROCKにインタビューさせてもらい、その中でメンバーに語っていただいたニューウェイブの定義が個人的にはストンと腑に落ちた。それはギタリスト、鈴木智文のこんな台詞。
“もともとニューウェイブってポストパンク的な感じで出てきたんですよね。(中略)パンクが終わって“この次に何をやろうかな?”と思った時に、音色がちょっと変わっているとか、曲調がちょっとアマチュアっぽいとか、そういう雰囲気がニューウェイブというものを形作らせて、そこで発生してきたような気がしますね”。
ニューウェイブ。直訳すれば“新しい波”。Wikipediaによれば以下のように位置付けられるようだが、こちらは分かったような分からないような感じである。

この記事の画像

「野宮真貴の圧倒的な存在感とニューウェイブの猛者たちとの邂逅から生まれた『ピンクの心』」の画像1 「野宮真貴の圧倒的な存在感とニューウェイブの猛者たちとの邂逅から生まれた『ピンクの心』」の画像2