毎年恒例の7月3日=波の日、SPiCYSOLのサマーパーティー「73machi Live」が今年は神奈川・横浜Bay Hallにて開催された。昨年4月にメジャーデビューし、新たなステージで活躍中のSPiCYSOLだが、インディーズ時代から続くこのイベントはいわばバンドの原点。メンバーのうち2人が横浜出身で、3人が茅ヶ崎在住。音楽もライフスタイルもサーフカルチャーをこよなく愛する、彼らのルーツを共有する最高のチャンスだ。

 まずは軽快な四つ打ちのオープニングSE「Traffic Jam (AmPm Remix)」に乗ってバンド登場。と思いきや、KENNY(Vo&Gu)が一人で現れて前半を歌い、後半はバンドの生演奏にチェンジするという洒落た演出に、満員のオーディエンスがいきなり沸く。続く「Playback」は最新EP『TWO』収録、ファンキーなベースラインとループするリズムに合わせて一斉に手が上がり、フロアが揺れる。ライブというよりも、やはりパーティー。アメリカンなカフェテラスの内装を思わせるステージセットの中で、ステージの上も下も楽しむ気満々。空気がグッドバイブレーションに溢れている。

「お久しぶりです! 1年振りの73machiです。今日は来てくれてどうもありがとう。久しぶりということで、懐かしい曲もたくさんやっていきたいと思います」

 インディーズ時代初期の「V.A.CATION」は、西海岸のミクスチャーロックバンドが奏でるメロウなミドルチューンといった風情の愛らしい1曲で、美しいメロディとコーラスが涼しい風をフロアへ送り込む。ぐっと大人びた表情を見せる「#goodday」では、AKUN(Gu)の弾くワウギターのフレーズを中心にキレのあるグルーヴを聴かせ、さらにノンストップで「Mellow Yellow」へ。PETE(Key、Tp)のエレクトリックピアノは午後のまどろみのようにドリーミーで、骨太なAKUNのギターと好対照を成す。ステージ前方に歩み出てソロを決めるAKUNに、喝采の代わりに心のこもった盛大な拍手が送られる。

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