ライブを“真空パックする”ヤマハ『Real Sound Viewing』

ライブを“真空パックする”ヤマハ『Real Sound Viewing』
「音響再現装置」を取り付けたドラム 写真提供/ヤマハ
 楽器の自動演奏をはじめ、さまざまな新しい技術を開発し続けているヤマハの『Real Sound Viewing』という技術が注目を集めている。「絵画のように、ライブを後世に残る文化遺産にしたい」という大きな目標を掲げ、取り組みを先導するヤマハデザイン研究所主事の柘植秀幸氏がこのシステムについて話してくれた。

◆発想の原点は「すべての人にライブの音を届けたい」

 5月21日、H ZETTRIOが、ヤマハのミュージアム「イノベーションロード」で新曲を発表した。といっても、そこに彼らの姿はない。ヤマハが現在開発を進めている「Real Sound Viewing」を用いたバーチャルライブコンテンツを使って上映(演奏)したものだったのだが、毎回、この上映を観に全国からファンが訪れ、上映(演奏)が終わると、H ZETTRIOを知らない来場者からも、スクリーンに映された姿に拍手が送られる。
 このバーチャルライブコンテンツは、過去に収録したライブをデジタル音源化し、目の前の楽器の自動演奏によって音を出し、映像も透過スクリーンを使って投影。目の前に人がいないのに、時代も場所も超えてまるで“真空パック”してきたかのようにライブを体験できるというもの。開発のきっかけになったのは、柘植氏のある思いだったという。
「『すべての人にライブの音を届けたい』ということが発想の原点でした。世の中には、『チケットが取れない』『ライブ会場が遠くて行けない』『そのグループ(バンド)が解散している』『そのアーティストがお亡くなりになっている』など、観たくても観られないライブがたくさんあります。それらを解消するツールとして、ライブCDやDVDなどがありますが、やはりそこには限界があります。ライブ会場に行って体感できるあのお腹にズシンとくる感覚までは再現しきれません。ならば、アーティストさんのパフォーマンスをそのまま残して再現する仕組みを、弊社の技術を使って作れるのではないかと思いスタートしました」

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