“獄”デザインやキティコラボも…”刑務所”作業製品に変化、背景に大型家具の需要減

“獄”デザインやキティコラボも…”刑務所”作業製品に変化、背景に大型家具の需要減
強烈なデザインで話題の函館少年刑務所の『マル獄シリーズ』(C)oricon ME inc.
 かつて刑務所作業製品といえば、桐タンスや民芸調の収納といった大型家具が主流だった。だが近年、刑務所作業製品の売れ筋が変化しているという。なかでも人気を集めているのが、函館少年刑務所の『マル獄シリーズ』だ。紺色の生地に、大きく丸で囲った“獄”や“PRISON”の文字…刑務所感あふれる強烈なデザインに目が行きがちだが、近年、SNS上で「マル獄かっこいい」と話題となっている。なぜこのような製品を製作するに至ったのか。同刑務所の担当者に聞いた。

■住宅環境の変化で主力の大型家具が伸び悩み…刑務所作業製品の売上高が減少

 そもそも刑務所作業製品とは、受刑者が刑務作業で製作したものだ。刑務作業の主な目的は、受刑者に職業的な知識や技能を付与すること、勤労意欲を身に付けることとされている。また受刑者にとっても、木工や金属、洋裁といった業種の作業に就くことができ、その技術の向上を図ることができるという。法務省矯正局によると、刑務所は全国で75施設あり(2019年4月1日現在)、受刑者数は約4万4千人にのぼるとされている(同年3月末日現在)。

 一方、近年刑務所作業製品などの売上高が減少しているという。2018年の売上高は約46億円で、20年前に比べ3分の1以下となっており、年々右肩下がりの傾向が続いている。要因について、同局の事務官の杉本美紀氏はこう語る。

 「刑務所作業製品といえば、昔はタンスなどの大型家具が主力製品でした。しかし近年、マンションなどの集合住宅の増加で住宅環境が変化したこともあり、大型家具の販売数が減少しているんです。さらに近年は高齢受刑者が増加しているのもあり、大型製品の製造に携わる受刑者の確保が困難となっていることも一因と考えています」(杉本氏)

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