“怪演女優”松本まりか、「声」を武器に35歳で本格ブレイクへ

“怪演女優”松本まりか、「声」を武器に35歳で本格ブレイクへ
現在はドラマホリック!『死役所』(テレビ東京/毎週水曜 24:12)にレギュラー出演中の松本まりか。この世を去った者たちが最初に訪れる“あの世の市役所=シ役所”で働く職員・ニシ川を、笑顔を封印しクールに演じる (C)「死役所」製作委員会
 今年、大きなブレイクポイントを迎えている女松本まりか。昨年1月期のテレビ朝日系ホリデイラブ』でのあざと可愛い主婦役で注目されて以降、クセ者の役が続き、今クールも第1話にゲスト出演したフジテレビ系『シャーロック』での鬼気迫る演技や、テレビ東京系『死役所』での美人だが口が悪いクールな役どころで話題を呼んでいる。その熱演ぶりから“怪演女優”という枕詞も浸透しつつあるが、彼女の最大の武器は「声」にある。ドラマ解説者の木村隆志氏に、35歳を迎えた今、彼女が存在感を高める理由について解説してもらった。

◆顔より“声”が求められる現代、培ってきた演技スキルで「甘い声」が武器に

 松本が世間から注目を浴びるようになったのはここ1~2年のことだが、女優デビューは15歳。学園ミステリー『六番目の小夜子』(2000年4月期)への出演にさかのぼる。本作はNHK教育(現Eテレ)の作品ながら高い人気を誇り、鈴木杏栗山千明山田孝之といった出演者たちは、その後、飛躍の一途をたどった。松本もその後、NHK連続テレビ小説『純情きらり』や『ゲゲゲの女房』、日本テレビ系『ホタルノヒカリ』など、次々と人気作に出演するが、なかなか大輪の花を咲かすことができなかった。

 長い下積み時代が続いていったが、松本は腐ることなく、劇団☆新感線やナイロン100℃などの人気劇団の舞台に挑戦し演技を磨いたり、持ち前の「甘い声」を活かして声優として活躍したり。あまり知られていないが、人気ゲーム『ファイナルファンタジーX』のリュック役や、シリーズ化され劇場版も公開された人気アニメ『蒼穹のファフナー』の遠見

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