橋本愛、映画に救われた経験語る 「第34回東京国際映画祭」アンバサダー就任

 女優の橋本愛が、「第34回東京国際映画祭」の“顔”となるフェスティバルアンバサダーに就任。28日、都内で開催されたラインナップ発表会に登壇した。かねてから個人的に同映画祭にはなじみがあり、人生を変える作品との出会いがあったことを披露した。

 橋本は「この季節になると東京国際映画祭やっているな、ちょっと時間ができたから観に行ってみよう、といったこともありましたし、出演させていただいた作品でレッドカーペットを歩かせていただいたり、舞台あいさつをさせていただいたりと、東京国際映画祭とはご縁があったのですが、今回は新たなご縁があってすごくうれしいです」と、就任のあいさつ。

 同映画祭で上映されていた作品を観て、「自分の人生をまるごと救われたかのような経験もさせていただきました」と自ら切り出し、具体的な作品名を挙げて語った。その作品とは、2016年公開のフランス映画『エンドレス・ポエトリー』(アレハンドロ・ホドロフスキー監督)。

 「印象的な場面がありまして、『愛されなかったから、愛を知ったんだ』というせりふがあって、目からウロコというか、そっか、得られなかったものがあるからこそ、自分が何を得たかったのかということが分かると気付かされた。その言葉で自分があまりうまく付き合えなかった人たちに対しても、だから私はこういう気持ちが知れたんだ、という感謝する気持ちが生まれるようになりました。ありふれた言葉になりますが、本当に人生を変えてくれた」と、映画に救われたエピソードを語った。

 また、アンバサダーとして「映画祭というより、映画や文化、芸術が日本の地中深くに根を張っていったらいいな、一人ひとりの生活に映画や芸術がいい意味ではびっこっていったらいいなと思っています。映画が生活や人生の一部になるように、現状に満足せずに、どうしたらいいのかということを考えていけたら」と、意欲。

 今回期待している作品として、オープニング作品であるクリント・イーストウッド監督、主演も兼ねる『クライ・マッチョ』を挙げ、さらに「ダンスや舞踊など、身体芸術が好きなので、田中泯さんのドキュメンタリー映画『名付けようのない踊り』が観たいです」と期待を寄せていた。

 今年の「第34回東京国際映画祭」は、メイン会場を六本木から日比谷・有楽町・銀座エリアへ移し、ワールドプレミア作品を多く含む国内外の作品を映画館でのフィジカルな上映を基本に実施していく。ラインナップ発表会には本年度より新設された「Nippon Cinema Now」部門において特集上映が組まれる吉田恵輔監督も出席した。

■第34回東京国際映画祭 開催概要
開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)
会場:日比谷・有楽町・銀座地区(角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、東京国際フォーラム、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールほか)
公式サイト:www.tiff-jp.net

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