「Yahoo!への抗議」も辞さない、デジタルでも勝つ『週刊文春』貫くスクープ主義と稼ぎ方

 「Yahoo!からたまたま選ばれるのではなく、自信を持って選んでもらえる記事を書かなければならないと思っています。そのためには、ニュースサイトというプラットフォームから主導権を取り戻すことも必要。例えば、『文春』が第一報を出したのに、ORICON NEWSの第二報がYahoo! TOPに上がっていたら、Yahoo!に『なぜウチじゃないんだ!』と抗議します。社会的意義のある記事にも関わらずTOPに上がらない場合も、『合理的な説明をしてほしい』と伝える。大事なのは、プラットフォームにもうちのコンテンツの価値をしっかりと理解してもらうことです」。

 これまで、プラットフォームとコンテンツメーカーの間には、“不平等条約”が結ばれていたと新谷氏は明かす。選ぶ側は、選ばれる側より上になる。そこに『文春』が一石を投じた。

 「どっちが上ということではなく、対等な関係にしたいのです。その上で、『文春の記事はいらない』と言えないようなコンテンツの強さを、社会的な意義を、しっかりと相手に伝えていく。我々のスクープの“本当の価値”をわかってもらう努力をしてきました」。

 しかしながら、スクープ主義はときとして下世話な方へと傾きがちだ。芸能人の不倫、スキャンダルの記事はよく読まれるし、稼げる。だが、そこに特化しすぎると『文春』ブランドの価値が下がる。「芸能人の不倫専門誌ですか?」と言われかねない。

 「“ブランド価値を磨くこと”と“稼ぐこと”は、必ずしも両立しないわけではないと考えます。報道の世界では、以前は、『意義のある良い記事を出すことこそが我々の社会的役割だ』として、稼ぐことを下に見る風潮が強かった。ですが、デジタルが主戦場となった現在ではそうも言っていられない。稼ぐことに消極的では、新聞もテレビも出版社も生き残っていけない。まさに渋沢栄一の『論語と算盤』の精神です。ジャーナリズムと稼げる記事、この2つをいかにバランスよく回していくかが大事です」。

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