俳優の杉咲花が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜 後10:00)第6話が20日に放送されるのを前に、看護師・森陽南子役の山谷花純からコメントが届いた。

 講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を、主人公を変更して実写化。
“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自身も再生していく医療ヒューマンストーリー。消えた2年間の記憶をめぐるミステリーも見どころとなる。

■山谷花純 コメント全文

――山谷さんが思う『アンメット』の魅力を教えてください。また、ミヤビとの共演シーンで好きなシーン、印象に残ったセリフがあれば教えてください。

視聴者の方々を信じているところです。セリフで説明し過ぎず余白の部分をきちんと残しての作り方は、近年のドラマでは珍しいと思いました。
だからこそより想像力が膨らみ、言葉に表せない感情が湧き出てくる。今作の大切なテーマ「記憶」に、結びついていると感じます。5話でミヤビの家に泊まったシーンは、とても思い入れがあります。今回、杉咲花も、役の川内ミヤビも、特別扱いせずごく普通の一人の人間として向き合うと自分と約束して現場を過ごしていて。たまに雑に返答してしまい頬っぺたを膨らまされる時もあるのですが、その時間も何故か愛おしくて。レンズに映らない景色や強く残る記憶の積み重ねがあって残せたシーンだったと思います。


――これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響はいかがですか?

家族。友人。応援してくださっているファンの方々。たくさんの人から作品の感想をいただきました。(杉咲)花さんと若葉(竜也)さんが先陣を切って紡いできた想いが届き始めたと実感してすごくうれしかったです。その中でも、理学療法士をやっている妹からの言葉が印象的でした。
「アンメットで扱う症例は、ドラマではあまり取り上げられないけど実際多くの方が抱えている症例なの。患者さん側の世界を初めて見られて勉強になる」。いろんな見方がある作品なんだなと思いました。

――撮影現場でのエピソードを教えてください。

撮影当初、足が子鹿みたいに震えるほど緊張が止まらず。普段ここまで緊張することがない為、自分でも戸惑っていると、若葉さんがそっと寄ってきて「目線とか、やりにくいことがあったら何でも言ってください!」って声をかけてくださいました。
少ない言葉で多くのことをくみ取っていることを自然と感じられる、三瓶先生と一緒だって思った瞬間でした。

――『アンメット』の現場で好きなところは?

みんな違ってみんな良い。真面目な性格の人が多く、だからこそ人の気持ちに繊細な空気感が漂っている気がします。役の大小関係なく意見交換をしやすい環境があるのもそこにつながると思います。それぞれの役への想いがしっかりあるから耳を傾けたくなるし、客観的な意見も知りたくなる。通常、時間に追われがちなドラマの現場とは違う作り方に胸が熱くなります。


――視聴者へのメッセージをお願いします。

この作品が皆様の明日(あした)へとつながるきっかけになればと、キャスト・スタッフ一同、誠心誠意向き合って撮影を重ねております。通常の台本には、感情を説明するト書きというものが多く書かれているのですが、今作では「ー」横棒だけのページが多く役者に委ねる作りになっています。形はないけれど確かにある心。自分の感情なのか、役としての感情なのか分からないけれど、忘れたくないなぁ、終わりたくないなぁ、ってミヤビの笑顔を見る度に込み上げています。そう思える作品と出会えたことは、少なからず自分にとって明日へつながっているのだと思うのです。
1人でも多くの方々へこの作品が届き、自分の人生と重ねて見ていただけたらうれしいです。