ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』が、2025年春に上演されることが21日、発表された。メインキャストが一新され、チャーリー、ローラ、ローレンの主要3役は、オーディションで選ばれた実力派がWキャストで演じることに決定した。

 今作は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子・チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれた同名イギリス映画(2005年公開)をミュージカル化。シンディ・ローパーのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集めた大ヒット作品となっている。

 日本では、2016年に初演、19年に再演、2022年には城田優三浦春馬さんからローラ役を引き継ぎ、再演された。チケットは全公演即日完売。連日の大盛況で、スタンディングオべーションの、日本中を熱狂の渦へと巻きこんだ。

 今公演では、経営不振に陥る靴工場の跡取り息子チャーリー役には、190センチの身長と高い歌唱力を誇り、ミュージカル『VIOLET』『ラグタイム』への出演、ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』『ファイトソング』など映像作品でも話題を呼んでいる東啓介と、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』『のだめカンタービレ』、舞台『キングダム』など話題作に立て続けに出演し、25 年2 月にはミュージカル『ヒーロー』での主演も決定している有澤樟太郎が選ばれた。

 ドラァグクイーンのローラ役は、映画『偶然と想像』が第71 回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、ミュージカル『RENT』『エリザベート』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』に出演するなど活躍がめざましい甲斐翔真、アーティストとして活動しながら『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』『太平洋序曲』にも出演し、9月に上演のミュージカル『イン・ザ・ハイツ』や25年1月上演のミュージカル『ケイン&アベル』への出演も控える松下優也が演じる。

 靴工場で働く従業員のローレン役は、今秋放送のNHK 連続テレビ小説『おむすび』への出演が決定し、高い歌唱力と表現力でミュージカル『ヘアスプレー』『MEAN GIRLS』などに出演している田村芽実、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』にてリリー白川役を好演、25年にはミュージカル『ミセン』への出演も決定している清水くるみが演じる。

 チャーリーのフィアンセであるニコラ役は、2019 年『レ・ミゼラブル』のコゼット役に最年少で抜てきされ、その後もミュージカル『GYPSY』『スウィーニー・トッド』などで活躍する熊谷彩春、靴工場の現場主任・ドン役はミュージカル『SMOKE』『ALTARBOYS』などに出演し、7月にはミュージカル『モダン・ミリー』、10月には『CLUB SEVEN another place』への出演が決定している大山真志が演じる。

 そして、工場長・ジョージ役は過去3 回の『キンキーブーツ』で同役を演じているひのあらたが新キャストを支える。

 同公演は、25年4月27日から5月18日まで東京・東急シアターオーブ、5月26日から6月9日まで大阪・オリックス劇場で上演される。