『おむすび』は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。
劇中では、橋本演じるヒロイン・米田結が子ども時代に経験した阪神・淡路大震災についても描かれる。震災当時“結”は6歳のため、橋本は直接震災現場での芝居はなかったものの、6歳で経験した震災を思い返すシーンもあるといい「本当に軽はずみことは言えないし、生半可な気持ちでやってはいけないものだと考えているので、当時の資料や映像などを見させていただいて役作りしました」と覚悟を語る。
また自分自身、大きな震災を経験してこなかったという橋本は、実際の映像に驚きもあったそう。「当時6歳の結がどう感じたのか。焦げついた匂いであったりだとか、その時の光景を写真として覚えていたのか、身近な人が亡くなって、その時はよく分かっていなかったけど、大人になるにつれてその事実をより深く考えるようになったのか、そういう気持ちを大事にしたい」といい、震災に対してさまざまな思いがあることを踏まえ「感情がまとまってないことも含めて、リアルにぶつけていきたい」と意気込みを語った。
会見には、仲里依紗(34)、麻生久美子(46)、北村有起哉(50)、制作統括・宇佐川隆史氏も登場した。