27年ぶりの映画主演となる堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。
公開された場面写真では、堂本演じる沢田だけではなく、綾野剛演じる沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山、吉岡里帆演じる沢田と同じ職場で働く矢島、腕を怪我しコンビニでアルバイトを始めた沢田とともに働く森崎ウィン演じるコンビニ店員・モー、おいでやす小田演じる沢田の高校の同級生・吉村、片桐はいり演じる古道具屋の店主、そして、柄本明演じる突如現れる謎の人物・先生らも○(まる)にとらわれていく様子が明らかに。
〇が描かれた紙を見せながら笑顔を向ける横山は一体何を企んでいるのか後ろの郵便受けに貼られたいくつもの〇はどうやら横山の仕業のようだが…。さらに拡声機をぶら下げ、手を使って〇を作り双眼鏡のように覗き込む矢島の姿が。彼女は道行く人々に何を訴えようとしているのか。そして、見つめる先には一体誰がいるのか。さらに真面目かつ穏やかな性格で、嫌な目にあっても笑顔を絶やさないモーは、両手で〇を作りながら「福徳“円”満」の教えを沢田に伝え、先生は丸く切り取られた食パンを掲げる。
吉村も我欲をむき出しにした視線で〇を持ち沢田の前に立ちはだかり、古道具屋の店主は沢田が持ち込む〇を見つめる。日常が○に浸食され始める沢田のまわりの個性豊かな人物も、続々と○にとらわれていき、物語がどう転がっていくのかますます期待が高まる場面写真の数々となっている。
○によって人生が思いもよらない方向に転がり始めた沢田は、個性的な登場人物たちとどんな物語を繰り広げるのか。