ドヨンは4月にソロデビュー。NCT/NCT 127などでは数々のステージを経験しているものの、今回が自身初のソロアジアツアーとなった。日本公演は、6月の横浜と大阪、8月の名古屋を経て、9月7・8日の東京全4都市7公演を完走した。
オープニングは、紗幕越しに全身白できらびやかな衣装をまとったドヨンが登場。ソロデビューアルバム『YOUTH』収録曲「Beginning」で力強い高音を響かせ、観客を一気に惹きつけた。「今日は心を込めて歌います」と伝えると、「Like a Star」「Lost In California」「Maniac」とアルバムの収録曲を続けて披露した。
「お久しぶりです。お変わりありませんか」と日本語であいさつ。日本のファンと楽しく会話をしたいとの思いから、MCのほとんどを日本語で話した。東京公演では「めっちゃありがとうございます!」と、最近「若者言葉」として覚えたという「めっちゃ」を駆使してファンに感謝。水を飲むときには「みんなだけで話していてください」と笑いをとり、積極的にファンとコミュニケーションをとった。
「この曲は日本のファンの皆さんだけが聴ける曲です。
ソロデビューアルバム収録曲を軸にしながらも、NCTの楽曲や、今回の東京公演のためだけに準備してきた日本語のカバー曲も披露。NCT 127の楽曲「Dreams Come True」はバンドアレンジで歌い、ファンとの大合唱に。本編終盤には、ソロデビューアルバムのリード曲「Little Light」で盛り上がった。
アンコールでは、日本公演ファイナルを惜しみつつ、「このように大きい会場で僕が歌えるのは、みなさんのおかげです。本当にありがとうございます」と感謝。「僕は、僕たちNCT 127は、僕の、僕たちの場所にいるので、いつでも戻ってきてください」と、想いを伝えた。
最後にはトロッコに乗って場内を一周。ファンから大声援に感極まり、涙を見せるドヨン。姿が見えなくなっても拍手とドヨンコールが鳴り止まず、ダブルアンコールで再登場したドヨンは「Rest」を歌いあげて日本公演を完遂した。