2018年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された同名漫画が原作。非合法なツールを扱う「道具屋」として池袋の裏社会に足を踏み入れた冴えない大学生が、ヤクザ、半グレ、中国マフィアなど、ひと筋縄ではいかない悪人たちの中で生き抜いていく姿を、時にユーモラスに、時に緊迫感満載に描いた新感覚クライムサスペンス。
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『ラヴィット!』(TBS系)などのバラエティ番組や、連続ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)、映画『言えない秘密』など、活躍の場を広げる横田は、本作でWOWOWドラマにも初出演を果たした。
演じるのは、ヒロイン・里中由佳子(さとなか・ゆかこ)役。主人公・タモツの大学の同級生である由佳子は、天真爛漫で男女問わず友人が多い大学のマドンナ的存在だ。バイトに明け暮れ、校内でレアキャラ化しているタモツにとっては高根の花のような存在であり、ほのかな恋心を抱いている相手でもある。一見裏社会とは無縁のお嬢様だが、なぜかタモツが道具屋として取引している半グレ集団・侘威蛾(たいがー)に興味があるようで…。個性爆発の悪党たちが集結する本作の紅一点、由佳子の存在が物語で果たす役割に注目だ。
横田は「このようなストーリーの作品にお声掛けいただいたのは初めてだったのでうれしかったですし、紅一点のような、女性の登場人物がほとんど出てこないお話なので、新しい感覚に出会えるんじゃないかととても楽しみでもありました」と語っている。また、物語の終盤に、長時間両手両脚を拘束されるシーンがあったことを明かし、「水分補給するのも、どこかがかゆい時も、自分で対応できなくて。何をするにも誰かに手伝ってもらわないといけなかったので、申し訳なかったです(笑)」と撮影時を振り返っている。
一方、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)の主人公・コウ/リュウソウレッド役で俳優デビュー以来、『いちばんすきな花』(フジテレビ)、『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日)など、話題作に次々と出演する一ノ瀬が演じるのは、ある人物を相棒にして池袋の裏社会に突如現れ、物語をかき乱す重要人物・ウツロ役。
一ノ瀬は「彼を演じるに当たっては、相手に弱みを見られたら足元を掬われるような裏社会を生きている人物として、自分をも騙すような仮面を被った人物でいることを心がけて演じました」と述べ、「本作は、今までの裏社会を描いた作品とひと味違い、裏社会が身近に存在することを、大学生タモツを通して感じられる作品です。身近だからこそのリアリティかつスリリングな体験をご自身に当てはめて、ぜひ楽しんでいただきたいです」と視聴者にメッセージを送っている。