パリオリンピックの陸上女子やり投げで日本人史上初の金メダルを獲得した北口榛花、フェンシング男子エペ個人で日本人史上初の金メダル、男子エペ団体で銀メダルを獲得した加納虹輝、陸上男子110メートルハードルで日本人史上初の5位入賞した村竹ラシッドが17日、都内でJALアスリート社員の帰国記者会見に登壇した。

 北口は、パリ五輪後も試合に出場。ダイヤモンドリーグ・ファイナルでも優勝してシーズンを締めくくり、日本に戻ってきた。パリ五輪は自身にとって、どんな大会だったか問われると「パリオリンピックは、東京オリンピックが終わってからすごく悔しい気持ちがオリンピックに対してあったので、その気持ちをぜひ晴らしたいと思って臨みました。今回簡単ではなかったですけど、金メダルという結果で終われて、金メダルを取れたというゴールに関してはすごく満足してます。ただ、やっぱり記録の部分がどうしても、なので…。歴史上1番低い記録で優勝してるので、次はそういう風な文言がつかない記録で勝ちたい」と宣言。「これから4年、年を取るので、どういうふうな4年間になるかはわからないですけど、またロサンゼルスオリンピックでもしっかり世界で戦える位置で4年間過ごせるように、これからも頑張りたいなっていう風に思えたパリオリンピックでした」と述懐した。

 また、自身にとってのごほうびは、という質問が。北口は「ごほうびは、まだまだ先になると思うんですけど、地元に帰って地元のおいしいものを食べたいなと思ってますし、家族で旅行にも行けたらいいなと思ってます」とした。さらにパティシエの父のケーキの話題も。「父のケーキに関しては、毎回私に作ったものを最終的にお店に出してるので…。そこまで私が考えなきゃいけないので」と責任重大だそうで「せっかく金メダル取ったので、お父さんに怒られないかちょっと心配なんですけど『金メダルタルト』を私はプッシュしてます」とプランを披露。そして「採用されるかは父次第なので、出た際に皆さん取り上げてくださったらと思います」と報道陣に呼びかけていた。

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