俳優の岡田将生が19日、都内で行われた映画『ラストマイル』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。主演の満島ひかり、脚本家の野木亜紀子氏から“お腹が鳴らず”にイジられる一幕があった。


 公開28日間で観客動員数が280万人を超え、興行収入も40億円を突破したことが発表されると、岡田は「SNSに『10マイル目(10回目の鑑賞)です』みたいな声が届きました。僕より詳しいんじゃないかな?」と反響を明かす。さらに現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』の撮影現場では「息子役の井上祐貴くんが、これから『ラストマイル』を見てきます!って。役者仲間の方からも『見たよ』と連絡をもらえるのでうれしいですね」と語り、ほほ笑んだ。

 その後も撮影秘話を中心にトークを繰り広げ、ラストに主演の満島が締めのあいさつとして作品への思いを熱弁。その終わり際に野木氏から「きょう、お腹鳴ってないよね?」と、本作のイベントで過去に2度起きた“ハプニング”を引き合いに出された岡田は「(満島のスピーチ中に)それしか考えてなかった(笑)。絶対に鳴るなよ、僕のお腹って(笑)」とキラーパスにタジタジ。

 2度あることは3度ある…とはならずに満島が「もう寂しいです」と期待外れといった表情で肩を落とすと、岡田は「鳴れよ、今!」と自らのお腹を強く叩いて笑いを誘っていた。

 同映画は、TBS系で放送されたドラマ『アンナチュラル』(2018年)、同ドラマ『MIU404』(20年)でタッグを組んだ塚原あゆ子監督、野木亜紀子脚本、新井順子プロデューサーによる、『アンナチュラル』『MIU404』の世界とつながるシェアード・ユニバース・ムービー。

 11月、流通業界最大のイベントのひとつ、「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。誰が、何のために事件を仕掛けたのか。
残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか。巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。
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