広島県の39歳男性から届いた、小学4年生の息子・ソウタ君が日々集めている謎の金属について調べてほしいという依頼に真栄田賢探偵が調査した。
金属が大好きで、道端に落ちているボルトなどの金属を拾い集めることを趣味にしているソウタ君のコレクションの中に正体不明な金属板があった。拾ってきた金属のほとんどは、見るだけでどういったモノか分かるソウタ君でも全く分からないという。約4mm×12mmの薄い板状の金属で、出かけるたびにこの謎の金属を拾い、その数は200枚を超えた。
ソウタ君はメタルチップ、略して「メタチ」と呼んでいるというが、「メタチ」は何かの部品なのか、自宅の近くの道端になぜ落ちているのか、全くの謎。「どうか、メタチの謎を一緒に解いてほしい」と希望する。実験の結果、「メタチ」は「磁石につく」「電気を通す」ことが分かっているという。
真栄田探偵もソウタ君とともに自宅を探索し「メタチ」を続々発見。ソウタ君の「車の部品ではないか」との推測のもと、近くにあるマツダの本社工場に連絡し、マツダ本社まで突撃取材。ソウタ君は車の隅々までチェックするが、約4000種類3万点もある車の部品の多くはネジ穴で止まっており、また強度的にも車の部品ではないという担当者の説明に納得。両者が握手を交わし、マツダへの疑いは晴れた。
次に訪れたのはさまざまな金属のスクラップを手掛けるヤマコー。
金属分析器によりニッケルが多いことが判明。しかし、成分を見てもメタチの正体は不明。真栄田探偵は「携わった依頼で一番難しい」と苦笑いを浮かべる。金属のプロが集まり、その中の1人が「もしかしたら」と切り出し、加熱式タバコの中に入っている金属片ではないかと推理。実際に加熱式タバコの中を空けると、「メタチ」が発見された。真栄田探偵は「あー!!」と大きな声で驚き、ソウタ君は「びっくりした」と感想を漏らした。
金属分析器で調べた結果、「メタチ」は加熱式たばこの部品であることが判明した。ソウタ君がポイ捨ては「ダメかな」と言って幕を閉じた。
VTR後、顧問の林裕人氏も「あんなんで加熱してるんや!」と驚いた様子。石田靖局長代理は「社会へのメッセージやん!」とコメントしていた。
この結果に、インターネットでは、「見てないけど予想、電子タバコに入ってるタバコを熱する金属」、「メタチの正体、一目見てすぐにわかった。電子式タバコの中に入っとるやつ。金属マニアの少年が道端に落ちてるコレの正体が知りたいと。コレ、海水浴場にも落ちとるハズ、踏んで怪我した人もいっぱいおりそうやな。吸殻くらいちゃんと処理せぇ」と「分かる人には一目で分かる電子タバコの金属片ですが、縁が無い人には全く分からないってやつですね。環境負荷や、喫煙者のマナー、子どもが素手で拾い集めて大丈夫なものなのか、確かに社会問題です」と言い当てたり、タバコのポイ捨てを問題視するコメントが寄せられていた。
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