今作はドイツの劇作家・ブレヒトの代表作をもとに白井氏が演出。
一人二役、しかも男女を演じ分ける葵は「全部大変。男性を演じることは初めてのことだたので女性と男性の歩き方、姿勢ひとつとっても身体の構造も違うのでどう表すかも、今も難しいと感じています。声色だったり、見るからにわかる男性らしさはすごく難しい」と苦戦。
「そこに加えてシェン・テとシュイ・タはキャラクターの違いもこの作品をおもしろくするのでそのキャラクターの差や個性はけいこ場でも白井さんに教えていただいてこれからも公演期間中考えていきたいです」と模索しているそう。
けいこ場では「1日の生活のなかでも稽古をしている時間が長いので、だいぶ座っているときに自然と足が広くようになりました(笑)どんどんけいこ場でのふとした休憩姿勢が偉そうだな」と苦笑。
木村は「自分のことに必死すぎて気づかなかった」そうだが、白井氏は「できるだけ男性の仕草をお伝えしているので廊下を歩くときもそのへんを意識しているな、と思ったことはありました」と役作りに感心していた。
11月4日まで同所にて、11月9・10日は兵庫県立芸術文化センターで上演される。