俳優の三吉彩花が9日、都内で行われた映画『本心』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

 三好彩花役を三吉が演じる。三吉は、背中が大胆に開いたノースリーブのドレス姿で登場。物語の舞台は2025年とあって、今年を振り返りつつ来年の抱負を語ることに。「今年は特に国内外いろいろ飛び回らせていただいたんじゃないかな、という1年でした。ヨーロッパの方だったり、アメリカの方だったり、アジアもそうです。日本の中でも地方に行ったりとか、いろんなお仕事をして、すごく充実していた1年でした」としみじみと振り返った。

 現在は28歳だが、来年の6月に誕生日を迎えると29歳になる。「来年は20代最後みたいな年になってきます。個人的に30歳ぐらいから自分の人生の新章がスタートみたいな、そういう楽しみもあったりして」と笑顔。それだけに「お仕事でもそうですし、皆様に作品であったり、いろんな表現で、さらに来年も充実した1年を送れるように頑張りたいと思います」と抱負を口にしていた。

 本作は、“リアル”と“リアルではないもの”の境界が今よりもさらに曖昧になった世界を舞台に、急逝した・秋子(田中裕子)の本心が知りたい朔也(池松壮亮)が、生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作るというストーリー。平野啓一郎氏の原作を読んだ池松が、『月』『船を編む』などの石井裕也監督に映画化を提案した。

 イベントには、池松壮亮、水上恒司、妻夫木聡、田中裕子、石井裕也監督も参加した。

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