上田慎一郎監督最新作『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開)より、内野聖陽演じる気弱な税務職員・熊沢二郎が、小澤征悦演じる10億円もの脱税疑惑がある巨大企業の社長・橘大和に頭からワインをぶっかけられる衝撃的な本編映像が解禁となった。

 ソ・イングク、 スヨン、 マ・ドンソクらの共演で日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』を原作に、上田監督が『カメラを止めるな!』(2017年)公開前から動いていたこん身のプロジェクト。税務署に務めるマジメで気弱な中間管理職の公務員が、詐欺師と組んで、脱税をひた隠す大企業から未納の10億円の徴収を目指すクライムエンターテインメント。熊沢とともに壮大な詐欺を企てる男・氷室マコト役で岡田将生が共演する。

 中野北税務署に務める公務員・熊沢は、のらりくらり日々の業務をこなしていたが、ある日部下・望月(川栄李奈)と共に橘に接触。使命感に燃える望月が橘に脱税疑惑に関して詰め寄ると、橘に「暴力を振るわれた」とでっち上げられる。

 解禁となった映像は、橘から呼び出され、高級クラブを訪れた熊沢。心の底では納得のいかないままだが、事なかれ主義の熊沢は橘に謝罪する。橘は「庶民が平和に生きるコツ、知ってますか?怒りを持たないことです」と、“庶民が俺に逆らうな”と言わんばかりの台詞とともに、頭を下げる熊沢に上から赤ワインをかけるという傍若無人な行動に出る。

 熊沢を試すように「笑って顔上げられるか?」と言う橘に、歯を食いしばって笑顔で耐え抜く熊沢。橘はそんな熊沢を見て鼻で笑って「うん、合格。じゃあお帰りを」と吐き捨てる。今まで権力を利用し、このように散々悪行を隠蔽してきたであろう脱税王・橘の残酷さと恐ろしさが垣間見えるシーンとなっている。

 屈辱的な仕打ちをくらった熊沢は、クセ者ぞろいの詐欺師集団《アングリースクワッド》とともに、橘に一泡吹かせることができるのか!?熊沢にはどうしても橘に復讐しなければならない理由があった――。

 公開に先駆け、今月14日より映像配信サービス「Lemino」で、映画の前日譚を描くLeminoオリジナルドラマ『アングリースクワッド EPISODE ZERO』の独占配信も決定している。

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