今作は、2021年夏より3年以上の月日をかけて、せいや自らが書き上げた初の半自伝小説。自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまったいじめ」と「人生を変えた文劇祭(ぶんげきさい)のコント」について赤裸々につづる。
当初は『奪われかけた青春をコントで取り返してみた』のタイトルで「読売中高生新聞」に連載(全12回)という形で掲載されたが、せいや自身が「学生時代の経験をいつか本にしたい。文字に書いて本にして出したい。同じような境遇の人たちに、ひとりでも多くの人たちに、この経験を話したい」という願いを高校時代から抱いていたことから、連載終了後に3万字以上におよぶ加筆をして完成。まさに17年来の夢が実現した。
25日の発売日当日に重版が決定し、累計7万部だった本作。更なる重版が決定し、10万部を突破したことをせいやにサプライズで報告。それを聞いたせいやは「すごい!え~!うれしい!」と大喜び。「10万部を目標にしていたので、すごくうれしい。ワニブックスの方から、初速は『ホームレス中学生』と一緒です!と興奮気味に言われました」と笑わせた。
また、ホームレス中学生が映像化されていることから、今後映像化したいか聞かれると、「芸人1年目の頃からよく、芸人仲間に楽屋や居酒屋で自分の話をしていたんですよ。