ライブタイトルに冠している、アルバム名『N/bias』には”これまでの中島健人に対する評価・偏見を振り払い、人間の殻を破っていく決意”を込めている。キタニとのユニット曲「ファタール」、そしてアルバムから13曲(初披露9曲含む)、さらにグループ時代のソロ曲までパフォーマンスした。
アカペラで表題曲「ピカレスク」を高らかに歌い上げる一幕から始まった同公演。自身いわく「ジョーカーの物語」とするセットリストは激しいダンスパフォーマンスや映画のような世界観を次々に展開。客席のファンであるU:nityとのコール&レスポンスの掛け合い、なんと天井から吊り下げられたまま会場を浮遊して客席のそばまでいき、そのままMCも行ってしまうなど近距離にもこだわった。
キタニのサプライズ登場により、大きな歓声に包まれた「ファタール」を終えるとキタニとトロッコに乗り込むサプライズも。キタニは「とんでもない体験を本当にありがとうございます!こんな(景色)のをみていたの!」と大興奮。グッズである銃型ペンライト「ピカレスクの銃口」を振り回し、客席に撃ちまくって遊ぶなど満喫した様子で、最後は中島と固い握手をかわした。
本編ラスト曲の前には、きょうまでの日々を振り返り「自分の人生が少し違った方向に受けとられちゃったり、そういう時期もあって自分もこれからどうなるのか、そういうことも考えたりしていました」と葛藤を吐露する場面も。
続けて「でも、長い人生の中でずっとキラキラし続けられるって安心してちゃいけないし、そこにはファンのみなさんの、そして僕を応援してくれているU:nityのみなさんの力がなければ自分はここに立てないんだなと思っています」と涙ながらに感謝を込めた。
さらに「俺 アイドルでいれるかなと思った時期もあったのね。
今後を見据えて中島は「もっと大きなステージ。ここが今、俺にとって最高のステージだけどとにかく、いろんなところを目指す。
同ライブは17日から19日まで開催され全3日程4公演・計6万人を動員。公演中には今年4月から大阪・フェスティバルホールを皮切りに全国7都市12公演をまわる全国ホールツアー『KENTO NAKAJIMA 1st Tour 2025 “N/bias”巡』の開催も発表された。