製作発表には、山口と城田のほか、2人が演じるクロロック伯爵の虜になるヒロイン・サラ役のフランク莉奈、中村麗乃、ヴァンパイア研究に身を捧げるアブロンシウス教授の助手・アルフレート役の太田基裕、寺西拓人、山田和也氏(演出)が出席。扮装姿をお披露目し、劇中歌「外は自由」をパフォーマンスした。
3月10日から歌のけいこが始まっているという今作。すでに完成度の高い「外は自由」の歌唱、威力あふれるヴァンパイア姿の山口と城田の登場に大拍手が送られた。
20年目のクロロック伯爵役に挑戦する山口は「途中から『早く相棒が来ないかな』と思っていたのですが、最初に浮かんだのが城田さんだったんです」とにっこり。「ようやく来ていただきました。ほっとしています」と胸をなでおろした。
一方、城田は「ありがたいお言葉をいただきましたが、何度も帝劇で客席から見ていて、いつか演じられたらと思っていたので、念願です。日頃からいつも優しく背中を押してくださる山口さんとWキャストとして参加できることを心から幸せに思います」と喜びをかみしめた。すると、山口が城田の背中を押すチャーミングな一面も。城田は「物理的に押していただいているわけではないんですけども」とツッコみ、場を和ませた。
今作は、ロマン・ポランスキー監督のカルトムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手がけたミュージカル。
同公演は、5月10日から31日まで東京建物・Brillia HALL、6月7日から15日まで愛知・御園座、7月4日から12日まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、7月19日から30日まで福岡・博多座で上演される。