書籍には、Xでともに活動したhideさんとの出会いや秘蔵エピソード、幼少期からアーティストとして歩み出すまでの紆余曲折、X加入後の舞台裏や脱退直前の胸中、公園生活を経てミュージシャンとして復活するまでの激動の日々が、生々しくも温かく描かれている。巻末にはTAIJIさんの完全ディスコグラフィーを収録し、資料性の高い一冊となっている。
往年のファンはもちろん、若い音楽ファンにとっても、今だからこそ読みたい内容が詰まったファン垂涎の著書。なお、電子版には紙の書籍に付属していた音楽CDは同梱されない。
TAIJIさんは、ロックバンド・X(現X JAPAN)の元メンバー。1989年、アルバム『BLUE BLOOD』でメジャーデビュー。その後、92年にはロックバンド・LOUDNESS、94年には自身がリーダーを務めるDirty Trash Roadを結成するなど、精力的に活動した。11年7月に死去。