井上祐貴が演じる松平定信(まつだいら・さだのぶ)は、財政難と風紀の乱れに直面する幕府の再建を託され、十一代将軍・徳川家斉(城 桧吏)の下で老中首座に就任。
藤間爽子が演じるきよは、とある場所で、喜多川歌麿(染谷将太)と出会い、妻となる女性。歌麿の画風にも、大きな影響を与える存在となる。やがて、激動の時代の中で、二人の運命も変化していく。
甲斐翔真が演じる長七(ちょうしち)は、短気でケンカっ早いが、理不尽を見過ごせないまっすぐさを持つ。度重なる天災や、その影響による米不足で混乱する江戸市中で、生活に困窮する市民のリーダー格の一人として、新之助(井之脇 海)と共に世の流れに立ち向かう。