劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開)の公開記念舞台あいさつが19日、都内で開催。竈門炭治郎役の花江夏樹、冨岡義勇役の櫻井孝宏、猗窩座役の石田彰、W主題歌の1つ「残酷な夜に輝け」を歌唱するLiSAが登壇した。


 ついに公開を迎え、会場からは万雷の拍手が。炭治郎と義勇が共闘するシーンが魅力的に描かれ、櫻井は「思い出されるのは、この作品の幕開けとなった1話。炭治郎たちとの出会い。そこから『柱稽古編』で炭治郎と語らった橋の上のシーン。あの瞬間があったから冨岡義勇は名実ともに柱として戦うことができた」と振り返った。さらに「その義勇が戦いの中で、また強くなれた。その瞬間が見られて、胸に熱いものが込み上げました。それと同時に、この戦いがいかに厳しい戦いなのかがわかるシーン。呼吸を含めた能力の表現も映像の美しさも相まって、し烈な争いの中に、すごいと思ったり、美しいと思ったり、何か呆然と観る瞬間があって。強い者たちが戦う極限の中にあるんだな、と彼の戦う姿からも観られた。手を握りながら観ました」と振り返った。

 義勇とのシーンについて、花江は「『立志編』の1話かの炭治郎は何もできなかった。
のが、ここまで義勇さんと一緒に戦えるようになったのが感動しました」としみじみ。そして「今までになかった冨岡義勇の一面が猗窩座戦で出ていた。めちゃくちゃよくて、本当にカッコよかった」と絶賛。櫻井は「炭治郎、花江くんがいてくれたから!」と伝え、感謝し合う光景に会場も笑顔になっていた。

 『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた人気漫画が原作で、大正時代の人喰い鬼の棲む世界を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため<鬼殺隊>へ入隊し、家族を殺した鬼を討つ姿を描いた物語。コミックスの全世界累計発行部数は2億2000万部を突破している。

 2019年4月から9月にかけてテレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が放送され、大きな話題となり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2020年10月に公開。全世界での興行収入は約517億円を突破するなど社会現象となった。

 その後、ゲーム化や舞台化もされ、2021年12月にテレビアニメ「遊郭編」、2023年4月に「刀鍛冶の里編」、2024年5月~6月に「柱稽古編」が放送。そして劇場版『鬼滅の刃 無限城編』が3部作で制作され、『劇場版「鬼滅の刃」 無限城編 第一章 猗窩座再来』では、炭治郎たち“鬼殺隊”が鬼の根城<無限城>を舞台に、宿敵・鬼舞辻無惨、上弦の鬼との最終決戦が描かれる。
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