■童磨の憎らしさ、善逸と獪岳の関係性
――今作の戦いは大きく分けて3つ、しのぶと童磨、善逸と獪岳、義勇&炭治郎と猗窩座が描かれますが、それぞれの印象を教えてください。
石田:童磨のいやらしさが際立っていますね。テレビシリーズで、ちょっと袖すり合ったシーンがあるのですが、あのときからなんか苦手だなと思っていて。石田彰が、なんですけど。自分はあんまり好きなタイプではないのだろうなと思いながらも、そういう童磨のキャラクター性が今作でも全開であるように感じます。
3パートとも、戦いのスタイルがバラバラなので、その点では棲み分けができている。隊士と鬼の対決ですが、3回同じような戦いが続くわけではないというのは、すごく見応えがあるところでしたね。善逸と獪岳のところに至っては、2人の関係性があるので、他との毛色の違いは、一番際立っていたなと思います。
――ご自身が演じた猗窩座vs炭治郎と義勇のバトルアクションについてはいかがでしたか?
石田:今回は2対1なので、前回(無限列車編)ほぼ1対1だったのに比べると、数字だけ見ると「ずるいじゃないか」って思うのですが、でもそんなことは全然気にならないぐらい「猗窩座、強いな」と感じました。”気持ちで”ということではなくて、圧倒的なフィジカルの強さで完全に”上”から行けるところが彼の持ち味だと感じているたので、それが生かされているような戦い方だったなと思います。
映像を観ると、本当に頂点の戦いならではのスピード感なので目が追いつかないほどで。特に僕らが声を入れる際は、ト書きでこういうことになっているというのは、わかってはいるのですが、改めて完成を観た時、「こうなっているのか、すごいことをしているな」と感じました。
■緊張感漂うアフレコ 掛け合いは「僕は石田彰であり、猗窩座ではないけれど、気持ちが上がる」
――今回のアフレコの現場の雰囲気はいかがでしたか?
石田:収録中はみんな真剣なので、ちゃんとピリッとした空気感がスタジオの中には漂っていて。しかも、該当のシーンのメンバーしかいないという少人数の構成のスタジオだったので。変な盛り上がり方もすることなく。だから作品の収録を行う上ではすごく真っ当なというか、誰も他人事として見ていない、みんなが自分のやるべきことにきちっと向き合っているっていう空間で、僕の思う収録の環境としてはとても良かったと思います。
――掛け合いがということは、演技であるとか、声の出し方とか、いろいろ影響もあったのでは?
石田:そうですね。誰もいなくて1人でやる、想像しながらやるよりは、炭治郎をはじめとする各キャラクターがせりふをかけてくれると、僕は石田彰であり、猗窩座ではないけれど、気持ちが上がるのは確かにある。それは大事だと思います。
―それが、生々しさみたいなものに繋がっていったんでしょうか?
石田:それを劇場で観ていただいた皆さんに、そういうふうに説得力だったり、リアリティだったりって感じ取っていただけたら、うまくいったんだろうなと思います。
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