――「ばけばけ」へのご出演が決まったときの感想を教えてください。
朝ドラ「まれ」への出演から、もう10年がたったんですよね。久しぶりに声をかけていただいて率直にうれしかったですし、「おじいちゃん役で」とお話が来たこともうれしかったです。諸先輩方でおじいちゃん役ができる人がたくさんいる中で、勘右衛門さんというおじいちゃん役をいただけたことが、とても光栄でした。
――演じられる松野勘右衛門は、どんな役ですか?
勘右衛門は、武士の時代を終えて、まだ武士の格というものにこだわっています。その中で、おトキを「おじょ」と呼び、本当にかわいがっています。
勘右衛門の魅力は、喜怒哀楽を表に全部出してくるところだと思っています。うまい具合に話を合わせるとか、大人として少し控えようと考えるようなことはなく、思ったことを全部口に出しているような人です。僕は、「ラストサムライ」とは、もっと生真面目で無口な人なのかと思っていたんですけれど、どんどんおっちょこちょいのおじいちゃんのようなシーンも出て来ます(笑)。
時代の流れからはちょっとずれちゃっているんだけど、僕個人としては、切ないけれども必死に頑張っている姿も、愛らしく感じています。
――トキ役の高石さんの印象、松野家の人たちとのエピソードを教えてください。
高石あかりちゃんは、全身からパワーがあふれている感じがして、すごいなぁと思っています。
勘右衛門と司之介は、おフミさんがいなかったらとんでもないことになっていると思います。フミさんは、松野家のいわゆる扇の要の部分ですよね。池脇さんと岡部君とは、休憩時間もよく3人でおしゃべりしちゃうんですけれど、それがとても良い時間なんですよね。お芝居って、やっぱりキャッチボールだから、それがお互いにやりやすい関係性になっていると思います。視聴者の方にも、「松野家はこの人たちでよかった」と見てもらえたら、一番うれしいですね。
――“ラストサムライ”としてヘブンと対峙するシーンを演じられた感想は?
勘右衛門は、来日したヘブンに対して、「ペリー!覚悟ぉ!!!」と木刀で斬りつけようとするのですが、ヘブンが憎いのではなく、武士の時代を終わらせたペリーが憎らしいんですよね。ヘブンは、サムライの写真を持っていてリアルにサムライを見て感動してくれているのに、勘右衛門は飛びかかっていきますが、勘右衛門は大真面目なんですよ。「日本人を馬鹿にするなよ」という気持ちだと思いますが、誰も馬鹿にはしていないのにね(笑)。
――ドラマの見どころ・視聴者の方へのメッセージをお願いします。
「ばけばけ」で、僕が一番気に入っているのは、松野家が貧しいながらも笑って過ごしているところです。
勘右衛門にとって一番大事なものは、家族だと思います。武士の格というものにこだわっているけど、それが時代の流れの中で少しずつ消えていくんですよね。そうなった時のよりどころとして、家族がものすごく大きな存在になっていくんじゃないかなと思っています。その中で、江戸の時代を引きずりながら頑張っている勘右衛門のさまも、見て楽しんでもらえたらと思います。

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