――『ばけばけ』へのご出演が決まったときの感想を教えてください。
朝ドラにはいつか出演してみたいという憧れを、ずっと持っていました。そんな中で『ばけばけ』出演のお話をいただいた時は、一つの目標に手が届いたようなうれしさがありました。
あと、脚本のふじきみつ彦さんとは、以前『バイプレイヤーズ』という作品でご一緒させてもらっているので、ふじきさんが書く脚本の朝ドラに出演させていただけることにすごくご縁のようなものを感じてうれしかったですね。
――演じられる江藤リヨは、どんな役ですか?
知事の娘として良い家で育ち、基本は自分を疑わずに進んできたはつらつとしたキャラクターだけど、そこに嫌味がない。どこまでパワフルなお芝居で振り切っていいのかなと、撮影前から演じるのをすごく楽しみにしていたんです。その時に起こることを受け入れてストレートに進んでいくイメージで、人間関係においても単独行動的というか、自己中心的な部分もあるのですが、私はそこがちょっと愛せるというか、演じていて気持ちの良いキャラクターだと感じています。多分、本来の私とは真逆な人間性を持っていて、リヨの感情は理解できても突発的に行動する部分はほとんど理解できず、そこが逆にうらやましいと思いました。あとリヨは、着ている衣装もすごく可愛いです。当時には珍しく、時代を先取りしているようなおしゃれな衣装なので、ぜひそこにも注目してほしいですね。
――松野トキ役の高石あかりさん、ヘブン役のトミー・バストウさんの印象は?
高石さんは、気さくな方であり、常にこびずにありのままの姿でいるという雰囲気もあるのが魅力的です。肝が据わっていて、怖いものとかあるのかなと思うような堂々とした姿が、見ていてかっこいいです。
――『ばけばけ』の見どころ・視聴者の方へのメッセージをお願いします。
小泉八雲は、いろいろ資料を見ていくうちに、すごく日本に魅せられた人なのだと思いました。日本の文化の細部まで見落とさずに、それを美しさとしたうえで、文学として昇華させた人だと思います。小泉八雲さんの影響は、現在においても、大きなものだったんじゃないかなと思いますよね。当時の日本がどういう国だったのか、どういう様子だったのかというのを、私達はもう見ることができないのでわからないですけれど、小泉八雲さんがそこまで魅せられた部分というのは、日本をより好きになれる部分につながると思います。
『ばけばけ』の脚本にはコメディの要素もあって、私はそれが読んでいてすごく楽しいです。そして、高石あかりちゃんをはじめとした出演者の方々、スタッフの皆さんも、本当にすてきな方ばかりが集まったチームだと思いますし、そこに参加できていることが、とにかくうれしいんです。その雰囲気みたいなものが、絶対に作品にも反映されているんじゃないかなと思うので、視聴者の皆さんにも最後まで楽しんでいただきたいなと思っています。

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