今回の商品開発では、過去の販売実績や市場データを使わず、生成AIを活用。既存の発想にとらわれないアイデアを出発点とした。
ただし、AIの提案をそのまま商品化したわけではない。ローソンの商品開発担当者が試作や検証を重ね、味や見た目のバランスを調整。最終的には人の手で商品として仕上げたという。
■ピクルス×レモンタルト、どんな味?
中でも目を引くのが、税込270円の「レモンタルト(ピクルス風味)」だ。
生成AIが提案した「レモンタルトとピクルスの組み合わせ」から着想を得たもので、刻みピクルスの酸味にレモンの爽やかさ、チーズのコクを合わせた。甘さを抑え、少し酸っぱい味わいに仕上げている。
開発では、複数の酸味のバランスを調整。見た目からもレモンタルトらしさを感じられるよう工夫した。
ベーカリーからは、税込181円の「酒種あんバターヨーグルトパン」が登場する。
こちらは生成AIが提案した「発酵素材を掛け合わせたあんバター」という発想がベース。酒種を使ったもっちりとした生地に、粒あん、発酵バター入りマーガリン、ヨーグルトクリームを組み合わせた。酒種、発酵バター、ヨーグルトという複数の発酵素材を組み合わせ、それぞれが生み出す味わいを楽しめる商品として仕上げた。
もう一つは、税込475円の「混ぜて食べる 和風パフェサラダ(ビーフン入り)」。生成AIが提案したのは、「パフェのような見た目で楽しむサラダ」というアイデアだ。紅芯大根、きゅうり、オクラ、カニカマなど7種類の具材とビーフンを組み合わせ、白だし仕立ての和風ジュレで味わう。サラダでありながら、パフェのような見た目の楽しさと、食事としての満足感を両立させることを狙った。
今回の3商品では、商品そのものだけでなく、AIを起点に開発したことも店頭で打ち出す。販促物には「AI発案」「AIが考えた!?」と表記し、思わず商品を確認したくなる仕掛けを用意する。
ローソンは今回の販売動向や客の反応を踏まえ、今後は販売実績や市場データも活用しながら、AIを用いた商品開発の可能性をさらに広げるとしている。
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