ボールペンの線上を超えられない「ダニ」の生態が面白い

ボールペンの線上を超えられない「ダニ」の生態が面白い
ボールペンの線上を超えられない「ダニ」の生態が面白い

 暖かい季節になると、ベランダなどのコンクリートで見かけるようになる赤いダニこと「カベアナタカラダニ」。体長1mm前後のこのダニは、見た目とは裏腹に実は人間を刺したりすることはほぼないダニなのだとか。そのカベアナタカラダニで実験した動画が、彼らの知られざる生態を教えてくれています。


 「今年もカベアナタカラダニとボールペンで遊ぶ季節になりました」と、白い紙の上に、カベアナタカラダニを乗せて、赤いボールペンでダニのまわりをくるくるナルト状に円を描いていきます。そうすると、なぜか、カベアナタカラダニはそのボールペンの線上を超えようとしないという不思議な現象が。


 この動画をネットで紹介したのは、ダニ研究者の島野智之さん。なぜ線上をこえようとしないのか、原因を聞いたところ、カベアナタカラダニの化学生態は全くデータが無く、明確なことはわからないそうですが、ボールペンのインクの中に、ダニが嫌がる何らかの忌避成分が入っていると思われるとのこと。


 カベアナタカラダニは、オスがいないといわれており、メスがメスを生む単為生殖。春の暖かい季節に卵が孵化し、梅雨の時期にはその寿命を終えるという儚い存在。来年の春に卵から孵化する自分の娘達には会えません。屋上の捕食者が入ってこられないような隙間や、コケが生えた場所などを上手く活用して、主に花粉を食べながら暮らしています。あの派手な色を見かけると思わずゾワッとしてしまいがちですが、彼らも短い生涯を自由きままに生きているだけなのだと思うと、ちょっとダニに対する見方が変わったように思いました。


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「ボールペンの線上を超えられない「ダニ」の生態が面白い」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    カベアナタカラダニは、オスがいないとしておきながら、「”彼ら”も短い生涯を…」とは⁉︎

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