チリがロシアBe-200ES飛行艇を追加発注 インドも旅客型に興味

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 フランスで開催されたパリ・エアショウで、ロシアの航空機メーカーUACはチリの航空会社Asesorias SVRから、ベリエフBe-200ES飛行艇を2機追加受注したと2019年6月18日(現地時間)、発表しました。同社の発注は計7機となり、ラテンアメリカへの輸出がさらに増えることになります。


 ベリエフBe-200ESは、現在製造されている飛行艇では唯一のジェット機。離着水時に水しぶきを吸い込むことを防ぐため、胴体の上にジェットエンジンを搭載した独特な姿の双発機で、ロシアではシベリアなどの原野火災に対処する消防・捜索救難機として利用されています。パリ・エアショウでは連日デモフライトを行い、軽快な運動性と空中放水のデモンストレーションも行っています。


チリがロシアBe-200ES飛行艇を追加発注 インドも旅客型に興味


 今回追加発注したAsesorias SVRも、Be-200ESを消防機として使用することを想定しています。2018年9月8日に交わされた最初の契約では確定2機、追加3機の5機分を発注していましたが、それからさらに2機買い増しをするということになりました。


チリがロシアBe-200ES飛行艇を追加発注 インドも旅客型に興味


 UACのユーリ・グルディニン氏はBe-200について「このクラスで特色ある飛行艇です。消防機仕様の場合、着水して滑走しながら15秒のうちに最高12トンの水を汲み上げることが可能です。これだけの性能を持つ機体は、ほかに存在しません」と胸を張ります。もともと消防飛行艇というのはニッチなジャンルの飛行機だけに、存在自体がユニークではありますが、ポピュラーな消防飛行艇であるカナダのボンバルディエ(カナデア)CL-415に比べ、より大型で高速な分、火災現場への行き来が頻繁にできるというのは大きなメリットです。


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 また、このパリ・エアショウでは、インドがBe-200の旅客機仕様に興味を示したといいます。すでにBe-200は、旅客機として追加の型式認定も受けており、陸上、水上どちらからでも43席の中距離旅客機として運航ができるとのこと。UACは、Be-200を使用した旅客輸送についてインド側のパートナーと会談し、覚書を取り交わしたことも明らかにしています。


<出典・引用>
UAC プレスリリース
Image:UAC


(咲村珠樹)

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