美少女ゲーム界の一大奇祭「抱枕奇祭」開催決定! でも最近ゲーム作ってんの? bambooにきいてみた

美少女ゲーム界の一大奇祭「抱枕奇祭」開催決定! でも最近ゲーム作ってんの? bambooにきいてみた
       

 日本には数々の奇祭がある。例えば岩手県を中心に伝わる裸祭りの「蘇民祭」。ふんどし姿の裸男が蘇民袋を奪い合うという歴史ある祭りだ。告知ポスターに胸毛をしっかりと蓄えたガチムチの男が大きく写っていることが卑猥だということで、ポスターの掲示が拒否されるという珍事件を起こし、逆に話題になった祭りだ。他にも男性器を模した巨大なピンクの御神輿があまりにもシュールな「かなまら祭」、急斜面の山肌にもみの大木を滑らせる御柱祭などがある。

 美少女ゲーム業界にも実に特殊なイベントがある。奇祭という名がイベントタイトルにそのまま付されている「抱枕奇祭」だ。これは『キラ☆キラ』や『僕が天使になった理由』などで有名な美少女ゲームブランドOVERDRIVEの代表兼パンクロックユニットmilktubのヴォーカリストであるbamboo氏が手掛ける音楽イベントだ。ファンがそれぞれの嫁(抱き枕)を抱きなが大暴れする絵は、上記の奇祭に負けず劣らずのインパクトがある。ライブの様子をニコ生で配信したら、大量の抱き枕が蠢く姿しか見えないという凄まじい映像となり、話題となった。

 この奇祭が久々に2015年の12月6日に開かれる。OVERDRIVEとしても、milktubとしても2015年は目立った活動がなかった。ここにきてなぜ「抱枕奇祭」なのか、肝心なゲーム制作を含めた最近の活動状況はどうなっているのか、bamboo氏に突撃インタビューを敢行してきた。

――今年はSTUDIO696としてはAiRI 5th Anniversary Liveなどがありましたが、milktubとしての目立った活動はされていませんでしたね。

bamboo(以下b):そうですね。今年はゲーム制作をメインにしていたんで、milktubとしてはあまりライヴをしてきませんでした。

――なぜこのタイミングで抱枕奇祭をやろうと?

b:新宿アンチノックさんが創立30周年ということで、milktubに声をかけていただいたんです。だったら何かインパクトあることやりたかったし、抱き枕奇祭の記念すべき第1回目がアンチノックさんだったってこともあって、やるタイミングとしてはピッタリかなって。

――抱枕奇祭だと、何かセットリストに変化があったりはするのですか。

b:基本はmilktubのナンバーなんだけど、抱枕奇祭に関しては主役がぼくらではなくて嫁を抱えたお客さんたちになるんですね。だからぼくらはお客さんたちが嫁(編注:抱き枕の意)と暴れられるナンバーを演奏するって感じになります。

――嫁に規制はあったりするのですか?

b:特にないですよ。OVERDRIVE作品以外の嫁でも大歓迎です。

――特殊なイベントなだけに、抱枕奇祭ならではの光景があったりはするのでしょうか。

b:ライブはダイブ禁止なんで、その代わりに嫁をダイブさせる「嫁ダイブ」っていうのがありますね。客側にダイブさせるわけですから、ゴチャゴチャになって間違って連れて帰られたり行方不明になったりしないよう、自分の嫁には必ず名前や目印を付けておくよう事前アナウンスしておきます。これがすばらしいことに、不思議と一度も嫁が失踪したことがないんですよ。嫁はきちんと旦那のもとへ帰ります(笑)。

――ファンのマナーがすばらしいのですね。だいたい何人くらいのファンが集まるのでしょうか。

b:かなり集まってもらえるんですが、会場パンパンには入れないですね。200人の箱だったら、150人くらいかな。嫁のスペースを空けておかないといけないんでね。でも会場がいっぱいになっても抱き枕が柔らかいから、ぶつかってもけがするようなことは起きないですよ。

――嫁はどこでふくらませるのですか。

b:会場にポンプは用意しておくんだけど、「嫁に命を吹き込むのに機械を使うのは何事だ!」という文化ができあがっていてですね、みんな顔真っ赤にして自分の口でふくらます人が多いです(笑)。

――話は少し変わりますが、bambooさんご自身のディナーショーも開催するとか。これは一体何事ですか。

b:アコースティックライブとトークショーのお供にコース料理を出す、よくあるディナーショーですよ。実は前からふと思い立ったときにやってはいたんです。今回で3回目になりますね。ただ、一流芸能人がやっているようなものと一緒にしないでください。あくまでも大人向けメニューのコース料理になるので。

――ということは料理に何か仕掛けがあると。

b:ですね。考え抜かれた大人向けのメニューになります。例えば過去の料理で言うならば、大根を男性器に模したサラダとかね(笑)。

――ドレスコードも設けているようですね。

b:女性はおめかしして来てもらえればと。男性はスーツかスク水ですね。

――スク水で来る方なんて本当にいるのですか。

b:毎回数名いるんですよ。その人たちのためだけに設けているようなもんです(笑)。

■パッケージビジネスの崩壊と今後のOVERDRIVE

――話を最初に戻しますが、2015年はゲーム制作を中心に活動されていたということでしたが、具体的にはどんなことをされていたのでしょうか。

b:いまSteamを使っての海外市場の開発に力を入れているんですよ。以前、『Go! Go! Nippon!』という日本観光を美少女ゲームの雰囲気で楽しむゲームを開発したんだけど、これが7万本も売れたんです。だけど開発したのが結構前だったんで、情報を新しくした2015年度版みたいのをいまは再開発してるんです。

――国内向けに新作の開発はされていないのでしょうか。

b:まだなんとも言えないですね。『Go! Go! Nippon!』が終わったら国内向けの開発になるとは思います。

――『Go! Go! Nippon!』は全年齢ですが、国内向けはやはり成人指定になるのでしょうか。

b:成人指定である必要があるかどうかは要検討中です。いまってアニメやラノベのほうがかえって表現がきわどかったりするでしょ。だからあえて成人指定にする理由がないんですよ。

 販売方法についても検討中です。いまって違法ダウンロードや海賊版でパッケージビジネスがほぼ崩壊してるでしょ。だからぼくらはクラウドファンディングで資金調達をして、支援してくれる人にはパッケージ販売をしたり、いつもよくしてくれる店舗に一部卸すとかりしたりして、それ以外の方はダウンロード販売にするかもしれません。

――販売の主流は今後ダウンロードになるとお考えですか。

b:でしょうね。PCゲームってフロッピーからCD-ROM、CD-ROMからDVDとメディアが変わってきたじゃないですか。今はDVDからダウンロードという変遷期なんじゃないかな。

――Steamでの販売に手ごたえを感じられたようですが、海外市場は実際にあると思いますか。

b:現状だと市場を育てているという感じだけど、希望は持っていますよ。

――最後にmilktubの今後の活動と目標を教えてください。

b:来年25周年なんで、アルバムを出したいかなと考えているんです。アイデアはあるんですよ。25周年にかけて、25曲入りするか25枚組にするのか(笑)。年内のライブは抱枕奇祭のみなんだけど、このライブで色々と来年に向けた発表ができると思います。

 それと、抱枕奇祭やディナーショウとか、こういったイベントをたくさん企画しているんだけど、地方に住んでいるファンはなかなか参加できなかったりするじゃないですか。だからニコニコの公式チャンネルを立ち上げました。有料になってしまうんですが、10月よりライブ配信をしたり、色々ゲストを呼んだりして美少女ゲーム業界の闇を暴いたりしようかな(笑)。

 milktubの目標としてはいつか武道館でライブをすることですかね。でもその前に抱枕奇祭を成功させないと。だから年末にはぜひ来てほしいです。見たことない景色を見せてやるんで。
(文/構成=Leoneko)

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