
9月18日、国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の磯野フネ役の声優・麻生美代子が9月いっぱいで卒業することが判明した。麻生演じる磯野フネが登場するのは20日と27日の、残すところあと2回。この知らせを受け、ネット上には「寂しすぎる」といった悲しみの声が多数上がっているが、その一方で「声優さんの高齢化の波が来ているのか……」と、“『サザエさん』声優の高齢化”を気にする声も多く見受けられる。
1969年10月5日に初回放送を迎えた『サザエさん』は、現在放送46年目ということもあって、磯野・フグ田家の“中の人”も高齢化。放送開始以降、一貫して主人公・サザエの声を務める加藤みどりは現在75歳で、同じく放送開始からのメンバーであるタラオ役の貴家堂子は現在74歳。今回卒業が決まった麻生も89歳だ。そんな磯野・フグ田家の“中の人”の平均年齢は現在67歳と、高齢化が著しい。
この『サザエさん』声優の高齢化を受けてか、今回の麻生の卒業にネットでは「声優の世界も高齢化なのか?」「大変残念だけど89歳という高齢だから仕方がない気もする」「かなりの御高齢だから仕方ないことなのかも」といった声が尽きない。というのも、今回の卒業は麻生が現在89歳だからという、年齢を考慮した上で決まったものだったからだ。
これまで『サザエさん』は、声優が少しずつ交代していくという形で番組を継続してきた。69年から2014年まで波平を演じた永井一郎は、82歳の時に心不全で急逝し、その後は茶風林が続投。カツオやワカメについては、現時点で三代目の声優が務めている状態だ。これからも『サザエさん』が続く限り、声優が交代するという事態は避けられないだろう。
幼い頃から慣れ親しんできた作品の声優が突如交代することはファンにとって衝撃を与えること。だが、『ドラえもん』では05年に主要声優を一挙交代している。ドラえもんの声が大山のぶ代から水田わさびになったことは多くの世代に衝撃が走り、もちろん、交代当時はさまざまな意見があった。しかし、長寿番組ゆえの悩みである“声優の高齢化”、そして“声優交代”問題を見事に解決したともいえる。
今年、放送47年目に突入する『サザエさん』。これからも抱えていくであろう声優の高齢化をどのように対応していくのか、これからも注視したい。
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