メロディメーカーとして飛躍した1年を象徴するアツいライブに──ZAQ LIVE TOUR 2015「KURUIZAQ」レポート

メロディメーカーとして飛躍した1年を象徴するアツいライブに──ZAQ LIVE TOUR 2015「KURUIZAQ」レポート

 昨年にデビュー後初のライブを開催、そして今年2月には初のツアー「NEXT Lab.」を成功させたばかりの気鋭の女性シンガーソングライター・ZAQが、今年2度目のツアーとなる『ZAQ LIVE TOUR 2015「KURUIZAQ」』を開催した。東名阪を駆け抜けた2ndツアーから、千秋楽となる11月14日、東京・新木場STUDIO COASTでのライブの模様をお届けしよう。

■『勇しぶ』コラボからライブはスタート!
“東京三日月研究所”に所属しての音楽研究を行っているという設定から、ライブ開始時にはとある聞き慣れた声で、研究所の助手による諸注意のアナウンスが。その助手がライブ会場と電話を通してフロアのファンへ話しかけている(という設定)のだが、突如回線が途切れてしまい、「もしもし? もしも~し!」とフロアに向かって問いかける声が響いたところで、本日のオープニング曲「エキストラレボリューション」(TVアニメ『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』OP)のイントロが響き、そしてラボの正装である(?)白衣姿のZAQが登場する。

「もしもし未来はどこですか?」

この出だしの歌詞へと繋がる構成(冒頭のナレーションは『勇しぶ』出演の声優新田恵海)にフロアが大きく沸きあがると、速攻で真赤なサイリウムでアリーナは埋め尽くされた。
更にはツアータイトルともなっている新曲「KURUIZAQ」へ。ノイズ交じりの激しいメロディに乗っての激しい1曲目は、最新曲ながらタイミングバッチリのコールがフロアからは上がり、そのまま「Sparkling Daydream」(TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』OP)、「VOICE」(アニメ『中二病でも恋がしたい!戀」OP)と、大ヒットアニメのOPナンバーを立て続けに披露。序盤から出し惜しみなしのガチなセットリストでファンを煽っていく。

 ここで最初のMCにして早くもバンドメンバーの紹介(通称・ZAQ Japan)を挟み、続くナンバーはセルフカバー・パートへ。「Rebellion」(ゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』我那覇響キャラクターソング)では、曲中の歌詞「真実の赤」の部分ではフロアのサイリウムが赤色に一斉に変化するという、ファンからのニクいアシストが。「Reason why XXX」(TVアニメ『だから僕は、Hができない』OP)でもフロアからのコールが上がり続け、一体感を高めながらライブは進む。さらにはピアノ弾き語りパートとして、「奇跡までのストレートライン」をソロで熱唱。続けて再びセルフカバー曲となる「おかえり」(TVアニメ『のんのんびより りぴーと』ED)を、途中からバンドメンバーを加えたアコースティック編成で披露した。

 ここでひと息入れるようにMCへ。「みなさん、新曲の“カタラレズトモ”聴いてくれましたか!? じゃあカップリング曲も聴いてるよね? カップリング曲って、タイアップ曲と違って、秒数が決まってないから好き勝手できるんだよね(笑)」

 ということで、制約なしで音楽的にも色々と挑戦を盛り込んだという1曲「switchback story」へ。一歩進んで二歩、三歩下がるといったイメージの斬新なメロディラインが響く。
 そしてここでZAQは一旦退場、そこからZAQ Japanのギター担当、山本陽介によるギターソロ曲「The Beginning」(TVアニメ『コンクリート・レボルティオ』ED)へ。ZAQをはじめ多くのアーティストのバックメンバーを務める山本の、アーティストとしては初のソロ曲となるインスト・ナンバーだ。アリーナへ張り出したランウェイ中央での、入魂のギターソロにフロアの熱はますますヒートアップする。

 この曲が終わると、間髪入れずに鳴り響いたのが、対となるナンバー「カタラレズトモ」(TVアニメ『コンクリート・レボルティオ』OP)。現在の最新シングルカット・ナンバーでもある1曲へは、コールに加えて途中から大クラップも巻き起こる。続けて「激情論」(TVアニメ『ハイスクールD×D NEW 停止教室のヴァンパイア』OP)と、アニメ・タイアップナンバーが続くパートとなっていた。

■セルフカバー曲の多さが物語る飛躍の1年に
「後半戦だよ! みんなタオル持ってる?」との呼びかけから「Make It Glitter」で、宣言通りのラストスパートへ突入。ファンクな1曲「Play the ray」からの高速リリック曲「OVERDRIVER」(TVアニメ『RAIL WARS!』ED)では、自然発生的にコーラス部の大合唱も発生する。

 そして「日常の嫌なこと、全部ここに置いて帰れ!」のシャウトから、文字通りラストまでノンストップでのアクトが続く。疾走感を持ちつつ美しいピアノの戦慄も印象的な「Philosophy of Dear World」(TVアニメ『純潔のマリア』OP)、ステージから吹き上がるスモークがフロアをよりアゲた「TOGARE」、そしてオーラスの1曲「Seven Doors」(TVアニメ『トリニティ・セブン』OP)では、楽曲冒頭から手拍子が発生し、そこから大コール、シンガロングとフロアも参加しながらのステージとなった。

 当然ながら巻き起こるアンコールに応えての1曲目は、またもセルフカバー曲となる「トゥッティ!」(アニメ『響け!ユーフォニアム』ED)。スマッシュヒットを記録したアニメとのタイアップ曲にして、ブラスの音色がアップテンポに響く楽曲には、やはり大きなクラップと大コールでフロアからもレスポンスが返される。

 ここで改めて、ファンへ向けてのアンコールの感謝が述べられる。

「今年は楽曲提供を頑張った年でした。2ndツアーの発表をしてから、「カタラレズトモ」と「switchback story」「KURUIZAQ」しか新曲が増えていないので、みんな来てくれるかなと思っていたんですけど……」

 だけど、みんな集まって、こんなに騒いでくれた。やや感極まった様子でファンへの感謝の言葉を述べていくと、フロアからは大きな拍手と歓声が巻き起こる。この声に満面の笑顔を浮かべると、「せっかくのアンコールなんで、まだまだお付き合いください!」と2曲目「Alteration」(TVアニメ『ささみさん@がんばらない』OP)へ。そして最後に「言い残したことはないかなと考えたけど、『ありがとう、大好き』しか出てこない」と重ねて感謝を述べた後に、「まだやってない曲があるよね!?」とファンを煽っての「ONE WAY ROAD!!」、ZAQライブの定番曲で大団円を迎えた。

 アニソン・シンガーとしてはまだ新鋭と呼べるが、年に2度目のツアーを開催と、今もっとも「ノっている」アーティストと呼んでもいいのがZAQだろう。本人も語っていたように、自身のリリースは控え気味とはなったものの、それを補って余りある提供曲の多さから、メロディメーカーとしての才能も開花させた1年となっていた。

 激しいナンバーと熱いライブで駆け抜けたこの年の勢いのまま、この先の活躍にも期待したくなる。来年は新作アニメのOP、EDに何曲ZAQの名を見ることができるだろうか? それが自身のナンバーであれ、提供曲であれ、熱く激しいメロディとリリックであることは想像に難しくないだろう。

ZAQ LIVE TOUR 2015「KURUIZAQ」 セットリスト
1エキストラレボリューション
2KURUIZAQ
3Sparkling Daydream
4VOICE
5絶好調UNLIMITED
6Rebellion
7Reason why XXX
8奇跡までのストレートライン
9おかえり
10switchback story
11The Beginning
12カタラレズトモ
13激情論
14Make It Glitter
15Play the ray
16OVERDRIVER
17Philosophy of Dear World
18TOGARE
19Seven Doors
EN1トゥッティ!
EN2Alteration
EN3ONE WAY ROAD!!

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