『おじゃる丸』小西寛子への誹謗中傷はフォロワー10万人の「ANiME SEiYU」! 長野県警とアニメ界の癒着疑惑も……

『おじゃる丸』小西寛子への誹謗中傷はフォロワー10万人の「ANiME SEiYU」! 長野県警とアニメ界の癒着疑惑も……

 当サイトで3月10日に配信した記事「『おじゃる丸』小西寛子が誹謗中傷を刑事告訴! 特定された書き込み者は「アニメライター」だった…」の続報が入ったのでお伝えしたい。

 前回記事では、NHKのアニメ番組『おじゃる丸』で番組が開始された1998年から2001年まで「おじゃる丸」の声を担当していた声優の小西寛子が、長年悩んできたネット上の書き込みについて名誉毀損容疑で長野県警に刑事告訴したと報じたが、3月3日付で告訴された容疑者が、6月23日付で長野簡裁に略式起訴され、罰金10万円の略式命令が出された。

 容疑者は、2015年4月末ごろから「元声優の小西寛子、ネット訴訟で損害賠償をせしめようとする」「NHKに高額なギャラを要求しておじゃる丸を干された」などとTwitterやまとめサイトなどで中傷を繰り返していた。

 また、容疑者は「ANiME SEiYU アニメセイユウ」(@animeseiyu)というTwitterアカウントを使って「元声優の小西寛子さん、別アカウントで声優をdisる」「Wikipediaの違反行為を咎められた元声優の小西寛子さん、逆ギレして脅迫行為に及ぶ」などとツイートし、小西を中傷していたことも今回明らかとなった。

「アニメセイユウ」というアカウントは、声優関係のニュースをツイートしていたが、フォロワー数が10万近くと大きな影響力があり、小西への中傷を広く拡散させていた。そして、同アカウントにリンクが掲載され、連動するブログも同容疑者によるものだった。

 小西の所属事務所関係者が明かす。

「容疑者が@tomosenseiや@lovelive_sunsなど、多数のアカウントで小西に対する中傷のツイートをすると、即座にアニメセイユウがリツイートして拡散させていました。当初から『おかしい』と思っていましたが、やはりアニメセイユウも容疑者のアカウントだったのです」

 容疑者は、相模原市在住でアニメなどのライターをしている40代の男。小西との面識はない。なぜ、このようなことをしたのだろうか?

「容疑者は、自分が運営していたサイトに掲載していた小西の写真を削除されたため、逆恨みして犯行に及んだと供述しているようです。しかし、小西に対する中傷は写真を削除される数年前から行われていました。たとえば、引退していないのにも関わらず小西が引退しているかのようなニュース記事が配信され、容疑者はそのリツイートを繰り返していました。容疑者が供述している『逆恨み』という動機は、背後関係を誤魔化すための嘘ではないかと、われわれは疑っています」(同)

 関係者の言う「背後関係」とは何か?

 小西は、かつて大手声優事務所と業務提携していたが、マネジャーから暴行を受ける事件があり、その声優事務所との関係は切れてしまった。ところが、その後、小西はおじゃる丸役に抜擢され、業界での注目度が急上昇していた。これを面白く思わない関係者もいたのである。

「これまで容疑者が特にこだわって書き込んできたのが、『NHKに高額なギャラを要求しておじゃる丸を干された』というものです。事実無根ですが、ある声優が、所属事務所関係者から『言うことをきかないと小西のようになるぞ』などと言われたという物騒な話も聞きました。とはいえ、今後も別の同種事件の捜査が進んでいますので、そちらの送検が整い次第、いろいろと出てくるかもしれません」(同)

 真相については捜査の進展を待つしかないが、ここに来て捜査を担当する長野県警について不可解な話も出ている。書類送検の手続きをしていた段階で犯人検挙につながる証拠が、捜査資料からごっそり消えていたというのである。

「当事務所は刑事事件や司法手続きに比較的明るいので、手続きの瑕疵に気付き、県警に出向いて説明を求めたところ、追送検の手続きをしてもらうことになりました。最近になって、長野地方検察庁の担当検察官から書類の不備等に関しての問い合わせが小西に直接ありました。刑事手続きにおいては『故意に構成要件が欠けるようにしていた場合』、証拠隠滅や幇助などの可能性もあります」

 捜査記録を検討すると、あたかも「容疑者の罪が軽くなるように」「送検できないように」するためであるかのような記載漏れがあり、3月3日には、別件告訴受理の際、副署長が報道機関の取材を遮断するような一幕もあったという。

 長野県警の捜査には、なぜ不備があったのだろうか? 突飛に聞こえるかもしれないが、長野県警とアニメ業界が癒着している可能性も浮上しているのである。

 長野県警長野中央署には、「中央署のおにいさん」と「中央署のおじさん」という2人のイメージキャラクターがいる。作者は、長野県出身の女性漫画家である唐花見コウだ。

 この2人が登場するマンガ『けいさつのおにーさん』は、芳文社の「まんがタイムジャンボ」と「まんがホーム」で連載され、単行本やドラマCDも発売されている。また、アニメ雑誌「アニメージュ」(徳間書店)のムックでも「けいさつのおにーさん」がとり上げられていたという。

「捜査の不備について不信感を持ちましたので、われわれも単刀直入に長野県警の捜査1課長にアニメ業界との関係を尋ねましたが、その答えはご想像におまかせします(笑)。ともかく、4月に人事異動があり、新任の捜査1課長は真剣に事件に取り組んでいますので、信用したいと思います」(同)

 実は、捜査については、それ以前からおかしなことがあったという。

「小西の名誉毀損事件について、刑事告訴をする上でわれわれが長野県警中央署に出向いて書類を作成したり、調書化している時期に、中央署や県警サイバー課などの具体的な部署名や手続きの流れなどが2ちゃんねるなどに書かれていました。どうして、こんな情報が表に出てしまうのかと首をかしげていました」(同)

 長野県警は『中央署のおにいさん』をイメージキャラクターとして採用した手前、アニメ業界が悪いイメージで語られないよう配慮をしていたのであろうか?

 真相は不明ながら、芸能界においても大手芸能事務所が警察OBを顧問に据え、所轄署と癒着し、実際に事件が隠蔽されたり、逆に事件が捏造されるというウワサが以前からささやかれている。

 近年、SMAP騒動に見られるように事務所との関係が悪化し、タレントが干されるという事件が一種の社会問題となっている。小西寛子の名誉毀損事件は、単にいち個人の名誉毀損事件ではなく、この国のエンターテイメント業界の体質を告発するものだ。

 小西自身は、自身が『おじゃる丸』から降板した理由について、こう語っている。

「私が知っているのは、私の事務所社長とおじゃる丸の番組関係者の録音音声です。このやりとりを公表すれば、なぜ私が役を外され、その後もいじめられ続けたのか、世間の皆様にハッキリ分かっていただけると思います」

 新しい情報が入れば、また、追って報告したい。
(取材・文=星野陽平)

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