マンションのリフォームや家を建てた時、浴室のオフションにあれやこれを付けてしまい、数年後に後悔したなんてありませんか?
今回紹介するのは、株式会社南勝が2022年2月6日~9日に行った「浴室オプションについての調査」である。自身または配偶者が建てた築1~10年の注文住宅に住んでいる25歳以上45歳以下の男女427人に対して行なった調査は、一体どのような結果となったのだろうか。
後悔している浴室オプションのワースト1は「大き過ぎる窓」!
テレビやスピーカー付きのお風呂なんて、贅沢の極みで憧れるが……!?(「株式会社南勝」調べ)
まず、「後悔している浴室オプション(複数回答)」について質問したところ、最も多かった回答は「大き過ぎる窓」で24.1%。およそ4人に1人が窓を大きくしたことで後悔していたのだ。以降は「(ベンチ)カウンター」21.8%、「鏡」19.9%、「浴室暖房乾燥機」16.6%、「床暖房」13.8%、「エコシャワー」11.9%、「テレビやスピーカー」11.7%、「黒など濃い色の浴槽」8.9%、「大きすぎる浴槽」7.7%と続く結果となった。
窓は広い方が開放的で換気もしやすいだろうし、浴槽だって大きい方がゆったり入れてリッチな気分を味わえるだろう。羨ましいと思うような内容ばかりだが、これらのオプションを取り入れた人々はなぜ後悔しているのだろうか。
オプション設備が不要だと思った理由とは!?
(「株式会社南勝」調べ)
「なぜ不要だったと思うのか(複数回答)」と理由を聞いたところ、実に半数以上の人が「掃除が大変」51.1%と答えたのだ。例えば、ベンチカウンター(カウンター)はつなぎ目や裏面の清掃がしにくい。その割に無くても困らない設備であり、回答者の仲にはせっかくこだわってつけた設備を取り外してしまう家庭までいたようだ。また、鏡に関しては水垢がこびりついたり、入浴中は曇ってしまうので設置しても結局意味がなかったと感じる人も少なくないようだ。
そして、不要な理由の2位以降は「使わない」24.6%、「光熱費がかかる」17.8%、「邪魔になる」13.6%、「修理代が高額」8.7%、「水圧が弱い」7.0%、「時間がかかる」4.5%と続いた。「光熱費がかかる」に関しては、浴槽サイズをアップすればするほど、毎日の水道代とガス代が余分にかかることになる。設備を決めるときのグレードアップ代金だけでなく、毎日のランニングコストがボディーブローのように効いてくるということを、忘れず頭に入れておきたい。
浴槽をサイズアップすると、1ヶ月あたりの光熱費の差額が3,000~4,500円にもなる(「株式会社南勝」調べ)
また、後悔している浴室オプションで最も多かった「大きすぎる窓」では、窓を大きくすることで冬は寒くなってしまったり、防犯面での心配も出てくることになる。
出典元:株式会社 南勝は→こちら
By OTONA LIFE