日頃からYouTubeを視聴している人は多いと思うが、特定の著名人のチャンネルを登録している人はどのくらいいるだろうか。株式会社Utakataが「お笑い芸人のYouTubeチャンネルを登録しているか」調査をしたところ、男女217名のうち81%が「している」と回答した。では、どんなお笑い芸人の動画が支持されているのか、調査結果を見てみよう。

お笑い芸人のYouTubeを登録している人は81%もいることが判明

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面白さだけではなく、芸人の素の部分や私生活が見られるのもいいといった声もあった(「株式会社Utakata」調べ)

街中でも動画を視聴している人をよく見かけるが、「お笑い芸人のYouTubeチャンネル」はどのくらい見られているのだろう。調査したのはショート動画SNSの運用やインフルエンサーキャスティングを行っている株式会社Utakaka。10代~50代の男女217名を対象に、2024年4月15日から4月29日に調査している。それによると、お笑い芸人のYouTubeチャンネルを登録している人は81%もいることがわかった。かなりの割合の人がチャンネル登録しているようだ。世の中にお笑い好きが多いことも伺えるが、空いた時間に芸人の明るいトークで息抜きしたいという心理はとてもよく理解できる。

使い方が上手いと思われているのは霜降り明星・粗品

お笑い芸人のYouTubeチャンネルを登録している人は81%と意外に多い、人気は「粗品 Official Channel」など

上位にランキングされた芸人たちはみな、強みを生かしてファンの心をがっちりつかんでいる印象。動画編集などスキルの評価も高いようだ(「株式会社Utakata」調べ)

気になるのが、どのお笑い芸人が支持されているのだろうという点だ。「YouTubeの使い方が上手いイメージがあるお笑い芸人を教えてください」との質問では、1位が「粗品 Official Channel」で7.8%、同率2位が「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」と「かまいたちチャンネル」で6.9%、4位が「カジサック KAJISAC」で5.1%、5位が「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」で4.6%という結果だった。

出典元:【株式会社Utakata

【動画】YouTubeの使い方が上手いお笑い芸人チャンネル

では、それぞれのチャンネルがどのような評価をされているだろうか。

1位の「粗品 Official Channel」は、「視聴者の呼び方がうまい」「ショート動画での興味の引き方が上手い」「コンビチャンネルやロケのチャンネルと上手く差別化できている」「テロップの統一感があるし企画も面白い」といった声が上がっている。

2位の「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」は、「テレビでは放送できないことがYouTubeで見ることができる」といった意見が多かった。過激なネタが多いキャラだけに、テレビでは表現に規制がかかってしまうことも多いが、YouTubeなら忖度せずに面白いことを貫けるのがファンの心を捉えているようだ。

同率の「かまいたちチャンネル」は、コンビニのパンの食べ比べやカルディやコストコの商品紹介、ファミレスなどのお気に入りメニューの紹介など、かまいたちやお笑いが好きな人じゃなくても気になるようなテーマを扱っている点が支持されているようだ。また、「緩いテーマなのに、2人の掛け合いが面白く、どの動画も思いっきり笑える」という意見もあった。

4位の「カジサック KAJISAC」は、かつてテレビでやっていた企画のパロディや芸人とのコラボ動画をコア層向けに掘り下げるなど方向性がしっかりしていることがファン獲得につながっているようだ。「スタッフの企画力が非常に高く、編集内容がわかりやすい」との声もあった。

5位の「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」は、「話し方がうまく、説明がわかりやすい」という声が多かった。「自分の強み、知識をしっかり発揮している」といった評価も。彼に限らず、“自分の強みを把握している”という点がYouTubeでの支持に大いにつながっているのではないだろうか。テレビで最大公約数的に面白いものを受動的に見せられる時代から、コア層を狙ったチャンネルから興味のあるものを選んで視聴するという流れが当たり前になりつつあるようだ。

※サムネイル画像(Image:Chayjitti Hongmanee / Shutterstock.com)

By OTONA LIFE
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