【選挙の舞台裏】全国比例は残酷比例?(下) “政党名より個人名”の難しさ

【選挙の舞台裏】全国比例は残酷比例?(下) “政党名より個人名”の難しさ

 全国比例の候補者や運動員が、広いエリアの活動とともに頭を悩ませるのが、いかに候補者の名前を有権者に書いてもらうか──ということだ。これには、当選順位の決定方法が関係している。

■衆参比例制度の違いと“笑えない”話

 衆議院議員選挙の比例制度では、自分がたくさん議員を当選させたいと思う政党の名を書けば良いのだが、参議院議員選挙の比例区は候補者の名前、政党名のいずれかを書くことになっている。この“いずれか”というのが候補者にとって曲者で、当選議席数は名簿に記載された個人名と政党名の合計で決まる一方、特定枠を除いた当選順位は「個人名での得票数の多さ」で決まる非拘束名簿式が採用されていることから、政党の支持者にどうにか自分の名前を書いてもらおうと必死なのだ。

 そのため、選挙ハガキを作成する際、自分をアピールするだけではなく、わざわざ投票制度を図表にして掲載、通常だと比例は2枚目の投票であるので、「2枚目は○○に」と丁寧に投票方法を解説する候補者が多い。

 ただ、地域によっては、自治体の首長選挙や議会選挙などとダブル選挙になる場合もある。実際、過去の例では知事選と平行して行われたために、全国比例が3枚目の投票用紙となり、それを知らずにその地域で2枚目をアピールして、大量の無効票が出たという笑えない話も現実にあった。

■選挙ハガキの準備は大変

 ちなみに、選挙ハガキだが、出せる全国比例区の上限数は15万枚! ハガキの宛名書きの作業は膨大なものである上、15万人分の名簿を集めることも気が遠くなる。この点からも、全国比例は残酷比例と言えよう。


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