家族の絆を深める新しいツール「セキララカード 人生インタビュー 家族用」(セキララカード・東京) が、このほど発売された。おじいちゃん、おばあちゃんや親などの大切な家族の人生を知ることを目的に作られたコミュニケーションカード。
質問のテーマは、「幼少期、青年期、現在」。例えば、「名前の由来は?」「両親はどうやって出会ったか知ってる?」「若い人に伝えたいことは?」「後悔していることはある?」など。家族だからこそ話せていない深い話を、自然に引き出せる。
開発者のセキララカード代表・藤原紗耶さんは、5年前に祖父を亡くした。「小さい頃はよく遊んでもらっていたのに、大人になってからおじいちゃんの人生についてほとんど何も知らなかった」と気付き、大きな後悔が残ったという。「どうしてもっと早く聞いておかなかったんだろう」。その思いから、大切な人のことをもっと知るために、そして後悔しないために何かできることをしたいと、カードを作ることになった。家族に深い質問をするのは意外と難しく、身近過ぎるからこそ聞きづらいことも多い。藤原さんは、「大切な人のストーリーを知ることは、自分自身のルーツを知ることにつながると思います」と話している。
日本語と英語の両方で質問が記載されているので、国際的な家族や海外在住者も使いやすい。