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原作は累計発行部数550万部を越える中村光の人気コミック。奇抜なキャラクターを相手にツッコミを入れるリク役の林は、「もともとギャグ漫画が大好きなんですが、『荒川…』は、単なるギャグ漫画ではなく、シュールだけれど小説のようなラブストーリーでもあって…。いろいろな部分で引き込まれました」と語る。桐谷は「どうやって実写化するんだろう?」という興味と同時に「ニノは金星人。しかも、漫画のなかではハチャメチャなことをしているんです。これを演じられるのかという不安はありましたが、撮影に入る1ヶ月前から読み合わせをしていましたし、河川敷のセットができる過程を監督から聞いていたので、撮影初日は、緊張しつつもここから3ヶ月間ニノとしての生活がはじまるんだ! というワクワク感でいっぱいでしたね」と当時の心情を明かす。
林と桐谷の心を高ぶらせたという美術スタッフ渾身のセットだが、そこにメインキャストが集結した初日、林は「怖くなった」と意外なコメント。「この人たちの先頭に立たなくてはならないんだというプレッシャーを感じてしまって、一気に不安になってしまったんですよね。こんな自由奔放な人たちを相手にできないなって。今だから暴露しますけど、あの初日に僕、監督の前で泣いてしまったんです。プレッシャーってあんなに膨らむものなんだなって(苦笑)」。確かに、小栗旬、山田孝之といった、