『魔女の宅急便』小芝風花、フィギュア経験が活きた

『魔女の宅急便』小芝風花、フィギュア経験が活きた
国民的人気を誇る角野栄子氏の児童文学を初めて実写化した『魔女の宅急便』(清水崇監督)で、主人公キキ役に大抜てきされた女優の小芝風花が、心境を語った。映画は魔女の血を引く13歳の少女キキが、一人前の魔女になるために修行の旅に出る姿をファンタジックな映像で描いている。

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現在16歳の小芝にとっては、これが初めての映画出演。いきなりの大役、しかも誰もが知る人気キャラクターを演じることに「ファンの皆さんの数だけ、イメージや思い出があると思うと『私に演じられるのか』と不安も大きかった」。清水監督からは「あまり意識せず、小芝風花のままでいてほしい」と指示されたといい、「これでいいのかなと悩んだこともありましたが、今は新しい『魔女の宅急便』が出来上がったなと思っています」と心躍らせる。

ホウキにまたがり飛行する名シーンの撮影は、ワイヤーに吊り上げられ、最高20メートルもの高さで行われ「体の重心が真ん中にないと、軸がズレて回転してしまうことも。筋肉痛にもなりました(笑)」。それでも「小さい頃からフィギュアスケートをやっていた経験が活かされました。高い所も怖くありません」と持ち前のバランス感覚をいかんなく発揮したようだ。

本作では母親コキリ役の宮沢りえ、グーチョキパン屋のおソノを演じる尾野真千子ら先輩女優との共演を果たし、大いに刺激を受けたという。「皆さん、本当に素敵な方々で、いつかこういう大人になりたいなって憧れちゃいます。すごいなと思ったのは、常に素の自分でいらっしゃること。私も根っこにある自分自身を大切にしながら、半歩ずつでもいいから成長したいと思います」。

実写版『魔女の宅急便』に込められたメッセージを聞くと「きっと誰にでも、好きなことだったり得意なことだったり、その人だけが持っている“魔法”があると思うんです。この映画が、自分の魔法を見つけるきっかけになればうれしいですね」。そんな小芝にとって本作が、女優として、大いに飛躍する魔法のホウキになるのは間違いないはずだ。

『魔女の宅急便』
公開中

取材・文・写真:内田 涼

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