
チケット情報はこちら
稽古場では、自分の出番以外のシーンを見ながら口ずさんでいる姿が印象的だったふたり。「ずっと歌ってます!」(比嘉)、「ユーミンさんが隣にいても口ずさんじゃってます」(福田)と、ともに笑顔だ。「稽古場からすでに贅沢な時間。ユーミンさんは圧倒的なオーラがあるし、歌声に励まされます。最初は普通に『あ、ユーミンさんがいる!歌ってる!』って、ミーハーでしたが(笑)」と比嘉が話せば、「でも気さくな方。今度みんなで買い物行こう!ってお誘いいただきました」と福田も楽しそうに話す。
そんなふたりが演じるのは、いとこ同士の女性。同じ男性を好きになり、表面上はすれ違っているように見えても、実は誰よりも深くお互いを思いやっている…という間柄だ。「私が演じる園子は、すごく優しいけれど芯の強い女性。波乱万丈だけど、戦中から現代まで生き抜く強さがある。でも相手を思いやるからこそ自分を殺せる人」と比嘉。一方で福田は演じる春子のことを「愛に溢れた女の子。それがちょっと逆に向かってしまい、最初はイヤな子なんですが。でも最初に台本を読んだ時から『嫌味なんか言いたくないのに…』とか、春子の感情が伝わってきてすごく胸が締め付けられました」と話した。