歌も踊りも笑いもてんこ盛りの恋愛コメディ開幕!

歌も踊りも笑いもてんこ盛りの恋愛コメディ開幕!
シェイクスピアが描いたラブコメディの中でも代表的な一篇『ヴェローナの二紳士』。1970年代、ガルト・マグダーモットの音楽によってミュージカル化され、トニー賞を獲得した本作が、宮本亜門の演出により日本版として上演される。熱気を帯びたその通し稽古を取材した。

舞台『ヴェローナの二紳士』チケット情報

親友同士のプロテュース(西川貴教)とヴァレンタイン(堂珍嘉邦)、プロテュースの片思いの相手・ジュリア(島袋寛子)、そして旅先でヴァレンタインとプロテュースがひと目惚れするシルヴィア(霧矢大夢)らの恋愛模様が、あちらこちらに入り乱れる恋愛ドラマだ。

とにかく足を踏み入れた時点で、稽古場の明るい雰囲気に圧倒された。「あと5分で通し稽古を始めます!」「はーーい!」一同の元気な声が、最高にハッピーな恋愛劇の幕を押し開く。

幕開き、永久の友情を誓い合う親友同士。言うまでもなく、演じるのはふたりのトップ・シンガーである。美しいビブラートがハーモニーを成し、聴衆からはため息が漏れる。そして、熱い熱い芝居の応酬。歌うこととは異なる「演じる」という営みを、彼らは大いに楽しんでいるようである。

そして、旅先のミラノのシーン。シルヴィアを思ってでれでれのプロテュースを、男装して追ってきたジュリアがはっきりと目撃してしまう。怒りに震えながら、それでも自分は彼を愛しているのだと、無償の愛を歌い上げる島袋が切なく、愛くるしい。

もう一方のヒロイン・シルヴィアを演じる霧矢は、全身から感情をあふれさせ、ノンストップで踊りまくる。そんな彼女との恋を取るか友情を取るか、大いに揺れまくるプロテュース。西川が演じる主人公の葛藤ぶりは、もはや喜劇人の域である。右へ左へ舞台上を所狭しと駆け回る姿はまるで小動物のよう。エネルギーの固まりみたいな熱演ぶりに、スタッフ席からもくすくすと笑い声が漏れる。

恋をすること、幸せを求めること。現代人がとかく我慢してしまいがちなそのことを、もっと臆せずするべきだと、亜門版『ヴェローナの二紳士』は歌いあげる。歌もダンスも笑いも涙も、すべてが濃密でハッピーな舞台だ。公演は12月7日(日)から28日(日)まで東京・日生劇場にて。

取材・文:小川志津子

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