人殺しとして戦い続ける意味。松坂桃李主演舞台『マクガワン・トリロジー』レポ

人殺しとして戦い続ける意味。松坂桃李主演舞台『マクガワン・トリロジー』レポ
7月13日、東京・世田谷パブリックシアターにて松坂桃李の主演舞台『マクガワン・トリロジー』が開幕した。

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トリロジー(3部作)という名の通り、1年おきに起きた3つのエピソードから構成。IRA(アイルランド共和軍)の内務保安部長ヴィクター・マクガワンの3年を描く。1部では、アジトとなっている廃れた地下のバーを舞台に、ヴィクターと同胞アハーン(小柳心)、司令官ペンダー(谷田歩)、モヒカンのバーテンダー(浜中文一)の激しいやりとりが展開される。

とにかくヴィクターという男がイかれている。多弁で多動、自己主張の塊。まるで自分が正義であるが如く、周りの人をからかい、愚弄する。バーカウンターに寝そべり、大声で歌い、謎のステップで踊り、時には轟音を出して威嚇。情報漏洩を疑われるアハーンに対しても、話を聞く気なんてサラサラなく、組織のやり方に従って意見聴取しようとする司令官ペンダーのことも見下す。バーテンダーや外の見張りとの会話もウィットに富み、状況を楽しんでいるようにすら見える。殺人マシーンとして最前線で戦ってきたヴィクターにとって、自分の意に沿わない相手は迷いなく処刑するのみ。ある意味、一線を越え切っているヴィクターの現状が恐ろしく、また刺激的でもある。これをエンタメとして楽しむ自分の視線に震えた。

2部は背の高い草が生い茂る湖畔が舞台。雰囲気は1部とは打って変わって、静かで内省的。手首を縛られた女(趣里)を車のトランクから出し、会話が始まる。なんと女はヴィクターの幼馴染で、かつて好きだった相手。しかし、この場ではヴィクターが処刑する対象なのだ。女は話の主導権を握り、昔話をし、命乞いをし、ダンスを求める…。ヴィクターの内面や性格をよく知り、故郷の原風景を共有する女に、初めてヴィクターは迷いが出る。後悔なのか、最後、彼からほとばしる感情が胸に刺さる。

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