
山本は自信を覗かせる。「前回の上演で手ごたえがあったし、たくさんの方に面白いと言っていただけた。お客さんの笑いが率直に届くので、舞台上と観客席とでキャッチボールができる贅沢な作品。再演にあたって新しいキャストが加わることで、ぜんぜん違う作品になる。そもそも台本が面白いので絶対楽しい。ただ、僕はものすごく汗をかくので驚かないで(笑)」(山本)。
一方、安井はコメディ初挑戦。嘘を重ねるジョン(山本)に対し、事情を追及しようとする真面目な警部役だ。「まず台本を読んでみると、覚えることが細かくて大変です!「〇〇町」とか具体的な説明が多いしテンポも早くて」(安井)。少しだけ不安を見せる安井に、山本は真顔で「大丈夫だよ」と即答する。
安井は心から山本を尊敬しているそうで、「前に共演した時も、学ぶことが多くてすごくリスペクトしているんです。一慶くん自身がとても面白いエンターテイナーなので、一緒にコメディをやれるのが楽しみです」(安井)。べた褒めする安井のことについては「秘めたるものがすごいんですよね。ただ、ゲラなので舞台上で笑い出すんじゃない?笑っちゃいけない役だよ? ルー(大柴)さんはすごく面白いけど、その顔を間近で見ても耐えてな!」(山本)。