マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は2019年9月15日(日)に行われた。マラソン代表をかけたレースを制したのは、中村匠吾。
設楽悠太が引っ張るレースの中、後方で力をため続け39km前後でロングスパート。大迫傑、服部勇馬との激しすぎるデッドヒートを見事制し、代表内定を勝ち取った。

2位で代表内定を決めたのは服部勇馬。大迫とのラストスパートを制した。3位に入った大迫は代表内定とはならなかったが、冬の3つのレースで、2時間5分50秒の自己ベストを他の選手に破られない限り、代表内定が決まる。

序盤大きく飛び出した設楽悠太は30kmあたりから徐々にペースを落とし、35km前後で捉えられた。
その他経過は以下。

5km通過
スタートからいきなり飛び出したのは、前日本記録保持者である設楽悠太。ペースメーカーがいない中、自分のレースを作るべく積極果敢な走りを見せる。5km通過タイムは14:56で、後続を1分ほど引き離す独走体制に。第2集団は様子見の模様。

10km
引き続き設楽悠太が独走体制でレースを進めている。
自身の最高タイムを上回る素晴らしいペースに、後続は1分30秒ほど離されてしまう。各選手給水を積極的にとり氷を身体に当てるなど、暑さを気にしている模様。レース後半、どうなるのか。

15km
設楽悠太が1km3分前後の安定したペースで独走を続け、後続を2分ほど突き放す圧巻の走りを見せる。様子見が続いていた第2集団に動きが見られ、山本が飛び出す。それに大迫傑や高久らが反応し、7~8人ほどの集団になる。
優勝候補のひとり井上はさらに後ろの第三集団に位置する

30km
独走を続けている設楽悠太がトップ通過。しかし序盤ほどの余裕がなく、2位集団との差が1分30秒ほどに迫ってきている。第2集団は橋本、中本、服部らと引っ張る選手が次々と変わる目まぐるしい展開に。大迫傑はじっと息を潜めている。勝負の終盤戦へ

35km、設楽のペースが落ちる。後続がぐんぐんと追い上げる展開に。
第2集団は大迫や服部、橋本と力があるランナーが控えている。勝負のラスト5km、これまでにない白熱の展開に。

【最終結果】
1 中村匠吾 2:11:28
2 服部勇馬 2:11:36
ーー代表内定ーー
3 大迫傑 2:11:41
ーー冬の3レースの結果次第で代表内定ーー
4 大塚祥平 2:11:58
5 橋本崚 2:12:07
6 竹ノ内佳樹 2:12:31
7 鈴木健吾 2:12:44
8 中本健太郎 2:12:46
9 藤本拓 2:13:58
10 岡本直己 2:14:55

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