世界的ファッションデザイナー森英恵さん「もの作りへの想い」 / 始まりは米国で見た日本製の粗悪な格安シャツ

       
■日本製の1ドルのシャツを見て、ニューヨークコレクションに出た
パリの経験がすばらしかったので、その興奮が覚めやらぬうちに、森英恵さんはNYに向かいます。近代的な生活を日本にもたらしたアメリカという国はどんな国なんだろうと思ってのこと。

そこで見たのは、アメリカのデパートの1階に売っていた、1ダラーシャツ。1ドルの格安の日本製の粗悪なシャツでした。その百貨店の上の階にはフランス製の上等なステキなシャツが売っているというのに。またオペラでマダムバタフライ(日本が舞台のプッチーニの作品)を見ると下駄を履いたまま畳の上を歩いています。「『これは、おかしいんじゃないか。日本はまったく知られていない。私達はもっと良いものを作る力がある』と思いました」と森英恵さんは言います。そこで、アメリカで売れるものを研究してNYコレクションに出したのです。

■手で作ることのすばらしさを若い人に知ってほしい
NYコレクションは大好評。この成功を受けて、森英恵さんはパリ・コレクションを目指すことになります。しかも、もともと「手で作る」ということが好きでファッションの世界に入ったこともあり、オートクチュールの世界へ。

オートクチュールは高級仕立て服という言葉ですが、通常、パリクチュール組合加盟店で注文により縫製されるオーダーメイド一点物の高級服やその店のことを意味します。このクチュール組合は、いわば国策で守られていて外国人はなかなか入れないところ。そこに、ピエール・カルダン氏やユベール・ド・ジバンシィ氏が協力に推薦してくれたり、トライアルの期間のショーを成功させたりして、東洋人初のデザイナーとして入ることができたのです。

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2013年10月22日のファッション記事

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