
日本では到底考えられないことなのですが、スペインのスポーツジムが、なんと裸でのトレーニングをセッションを開始しました。斬新というには、あまりにも冒険的な試み。トレーニングマシンでけがをするのではないかと、心配になってしまうのですが、このジムはどうやら人気を呼びそうな兆しを見せているのです。
驚きのトレーニングセッションを開始したのは、バスク地方の「Easy Gym」です。このジムは、深刻な経営難に遭遇しており、なんらかの打開策を見出さなければ、倒産してしまう危機に瀕していました。そこで経営者のメルシェ・ラセーカ氏は、ヌーディストを対象にしたセッションを設けることにしたのです。
実のところ、この地域は近隣に12ものヌーディスト・ビーチが点在しており、世界中から裸で海水浴を楽しむ人が集まる場所。それらの人をターゲットに、このセッションを思いついたのだとか。実際、ヌーディストたちの間では、裸で泳げるプールが人気との裏づけもあります。メルシェ氏のアイディアはあながち間違いではないようです。
バスク地方のヌーディスト協会の理事は、「我々ヌーディストたちは、常に新しいものに関心があります。裸で運動するのはとても自然なこと、そして着衣で行うよりずっと快適!」と、興味津々。理事のお墨付きのおかげで、一大ブームを巻き起こしそうな兆しがしています。
しかし、一部のスポーツ関係者からは、「裸は危険、けがの元」との指摘もあります。果たして、このジムは裸セッションで経営難を乗り切ることができるのでしょうか。情熱の国、スペインでは受け入れられるかも知れませんが、日本ではやはりあり得ないことではないでしょうか。
(記者=佐藤英典)
参照元:The Telegragh(英文) http://bit.ly/ex4dkk